カーボンニュートラル社会の実現に向けた現実的な提案も
トヨタ自動車は「東京オートサロン 2023」と「東京アウトドアショー 2023」のふたつのショーをとおして、クルマ好きがいつまでもクルマを愛せる社会の実現を提案する。
それぞれのショーに「愛車を守るカーボンニュートラル」「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」「愛車と楽しむ多様なライフスタイル」の3つのコンセプトに沿った車両やパーツなどを展示して、誰もがいつまでも楽しめるクルマ社会の実現を提案していく。
すべての新車のカーボンニュートラル化にはまだ時間がかかることが見込まれる中、トヨタは、カーボンニュートラルの実現に向けてさまざま車両をラインナップしている。
だが、新たに販売するクルマだけでなく、すでに乗っているクルマのカーボンニュートラル化を同時に進めていくことも重要であるとして、TGRとレクサスはCO2排出抑制の課題に向き合いながら、大切な愛車でいつまでも走り続けられることを提案したコンセプトカーを展示する。
たとえばレクサスはカーボンニュートラル社会の実現に向け、「東京アウトドアショー 2023」で大自然と共生しながらアウトドアライフスタイルを彩るクルマの楽しさとさまざまな体験を提供する「OVERTRAIL PROJECT」を発表する。
ちなみに1月13日9時30分より実施予定のプレスカンファレンス、会期中に実施予定のトークショー(社長の豊田やプロドライバー他が出演予定)には、TOYOTA GAZOO Racingのサイトで参加できる。
このコンセプトカーの詳細はまだ当日、会場で明らかになる。
レースで勝つために鍛えたクルマを市販化するという「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を実践するTGRは、東京オートサロン2023でWRC参戦を通じて得た知見を生かしたWRCタイトル獲得記念限定車を発表。1月14日と15日にはデモランを実施する。
またTGRは、プロドライバーが監修したカスタマイズ車両を展示するほか、2023年より新たに発売を予定しているGRパーツ、およびGRヘリテージパーツを展示する。
今回、デジタル技術を活用した新たな取組みとして、東京オートサロン 2023会場で「NFTデジタルスタンプラリー」、日本最大級のメタバースプラットフォームcluster上で「バーチャルガレージby TGR/LEXUS」を実施する。
「NFTデジタルスタンプラリー」はデジタル技術を使った新しいスタイルのスタンプラリーで、会場を巡りながら、レイズ、ダイハツ、モデリスタ、トムス、トヨタ車体など協賛企業のブースに設置された各社オリジナルのデジタルスタンプを集めると特典スタンプがプレゼントされる。
「バーチャルガレージ by TGR/LEXUS」はメタバースプラットフォームcluster上でショーを楽しむ企画で、出展車両の外観、内部構造、映像などを時間や混雑を気にせず自由に楽しむことができるほか、「お客様参加型モータースポーツ未来会議」の実施を予定。バーチャル空間へのエントラントにはログイン特典プレゼントも用意されている。バーチャルガレージは1月6日に先行オープンし、車両展示は1月13日に開始する予定となっている。