2023年1月10日、2023年WEC世界耐久選手権ハイパーカークラスへの参戦をすでに表明しているフェラーリは、2台のハイパーカー「フェラーリ499P」をステアリングを握る6名のドライバーを発表。正式に2023年WEC世界耐久選手権への参戦を宣言した。2023年WEC世界耐久選手権ハイパーカークラスへは、トヨタ、プジョー、グリッケンハウスに加え、ポルシェ、キャデラックなども参戦する予定で、強力なライバルとともに激戦が期待される。
フェラーリ、トヨタ、ポルシェ、プジョーらが激突
ル・マン24時間レースで9度の総合優勝を誇るフェラーリは、2022年10月29日に新しいハイブリッドパワートレーンを搭載したル・マン・ハイパーカー「フェラーリ499P」を発表して、WECへの参戦を表明。12月には耐久テストを行うなど、開発を加速していた。今回はドライバーラインナップも発表、3月のデビュー戦までにさらにテストを重ねていくという。
ドライバーの布陣は、50号車はアントニオ・フォコ/ニクラス・ニールセン/ミゲル・モリーナ、51号車はアントニオ・ジョビナッツィ/ジェームス・カラド/アレッサンドロ・ピエール・グイディ。一昨年までアルファロメオF1のステアリングを握り、今年はフェラーリF1のリザーブドライバーを務めるジョビナッツィが注目される。
2台のハイパーカー「フェラーリ499P」は、AFコルセとのファクトリープログラムの下、WEC開幕戦のセブリング1000マイルレースでデビューを飾る。