「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、マイナーチェンジされたプジョー 308だ。

さらに磨きがかかったプジョーの「ネコ足」

画像: ハッチバック シエロのインテリア。6速となったATはマニュアルモードも備える。カーナビはオプション。

ハッチバック シエロのインテリア。6速となったATはマニュアルモードも備える。カーナビはオプション。

じつは、2010年に308シリーズはパワーユニットも小変更されている。BMW(MINI)と共同開発された1.6Lエンジンは、ユーロ5対応となってパワーアップした。いわゆるダウンサイジングターボなのだが、相変わらず良いフィーリングだ。

トランスミッションは、不評だったAL4(PSAグループが共同開発した4速AT)から2010年にアイシンAW製の6速ATに変更され、走りの印象はさらに良くなっていた。従来型の4速ATでは100km/h走行時のエンジン回転数は約2800rpmだったが、今回のビッグマイチェンで6速ATになって約2200rpmにまで下がった。当然、室内の静粛性は高まったし、燃費もかなり良くなっているようだ。シフトチェンジもスムーズで、マニュアルモードも付いているから、より積極的な走りも楽しめる。

また、これは具体的な数値で示されているわけではないのだが、乗り味がよりプジョーらしくなった。つまり、「ネコ足」と呼ばれるしなやかな足まわりは、さらに磨きがかかったようで、市街地はもちろんワインディングロードでも、その走りを楽しむことができそうだ。

インテリアはエクステリアほど変わってはいないが、もともと308シリーズの質感は高かったし、メーターやスイッチ類などインターフェースの視認性も操作性もいい。

ハッチバックはもちろん、ワゴンのSW、リトラクタブル ハードトップのCC、そして派生モデルならスポーツクーペのRCZやSUVの3008と、ボディバリエーションも豊富。車両価格も値下げされたし、熟成されたプジョー 308シリーズは、アンチVWゴルフ派にもオススメしたい1台といえるだろう。

画像: ハッチバックはリアのメッキモールやバンパー形状の変更で、よりスポーティで上質なイメージになった。

ハッチバックはリアのメッキモールやバンパー形状の変更で、よりスポーティで上質なイメージになった。

プジョー 308SWプレミアム 主要諸元

●全長×全幅×全高:4515×1820×1560mm
●ホイールベース:2710mm
●車両重量:1500kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1598cc
●最高出力:115kW(156ps)/6000rpm
●最大トルク:240Nm(24.5kgm)/1400-3500rpm
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:プレミアム・60L
●10・15モード燃費:11.4km/L
●タイヤサイズ:205/55R16
●当時の車両価格(税込):299万円

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