「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、スバル インプレッサ(4代目)だ。

レガシィ譲りの走りの良さに軽快感をプラス

画像: G4 2.0i-Sは本革巻きステアリングも装備。フロントピラーを前に移動させた効果でコクピットに圧迫感はなく、視界も良い。

G4 2.0i-Sは本革巻きステアリングも装備。フロントピラーを前に移動させた効果でコクピットに圧迫感はなく、視界も良い。

もちろんシャシ性能の高さはハンドリング面でも効果はてきめんで、ボディがフラット感を常に保っていてステアリングに対する動きが実に忠実。大きく切り込んでいってもフロントの応答がしっかりとしていて、横Gもジワジワと高まる。限界付近での安定感の高さと扱いやすさは、その高いGと姿勢変化が少ないことでも理解でき、接地性の高さは抜群だ。

レガシィと比較してみると、シャシ性能の高さに対してフロントが軽いためか、高い安定感はそのままに軽快さが感じられて、ドライブする醍醐味はこちらが上。素直な動きが持ち味といえるだろう。

スポーツはキビキビとした動きが感じられるものの、FFモデルではやや軽さを主張しすぎている印象で、個人的には安定感とハンドリング性能を上手に料理しているG4の方が好みだ。パワーユニットは1.6Lでもフラットトルクで扱いやすいものの、CVTにパドルシフトが組み合わされていないことで、パワーを上手に引き出すのにレバー操作する手間がかかるところが残念だ。

排気量差に関わることなく全体の仕上がりに差が少ないことがインプレッサの何よりの注目すべきポイント。目に見える細かな作りは質素でも、目に見えない基本性能はレガシィ譲り。今後のスバルの主力モデルとしての潜在能力は、予想以上にレベルが高いと言えるだろう。

画像: スポーツは16LのFFで試乗した。セダンよりはキビキビした動きを見せるが、FFでは少し軽さを感じさせる。

スポーツは16LのFFで試乗した。セダンよりはキビキビした動きを見せるが、FFでは少し軽さを感じさせる。

スバル インプレッサ G4 2.0i-S<スポーツ 1.6i> 主要諸元

●全長×全幅×全高:4580×1740×1465mm<4415×1740×1465>
●ホイールベース:2645mm
●車両重量:1350kg<1310>
●エンジン:対4 DOHC
●総排気量:1995cc<1599>
●最高出力:110kW(150ps)/6200rpm<85(110)/4200>
●最大トルク:196Nm/4200rpm<148/4000>
●トランスミッション:リニアトロニックCVT
●駆動方式:フロント縦置き4WD<縦置きFF>
●燃料・タンク容量:レギュラー・55L
●JC08モード燃費:15.8km/L<16.4>
●タイヤサイズ:205/50R17<195/65R15>
●当時の車両価格(税込):222万6000円<174万3000円>

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