2023年3月15日(現地時間)、FIA世界耐久選手権(WEC)の開幕戦セブリング1000マイルレースが米国フロリダ州のセブリング・インターナショナルレースウェイで始まる。ここ4シーズン、トヨタが王者として君臨しているが、今シーズンはどうなるのだろうか。

100周年を迎えるル・マン24時間に向けて戦いはヒートアップ

最大の難敵と目されるポルシェは、北米のIMSAウェザーテックスポーツカー選手権で今季から採用されている次世代プラットフォーム車両LMDhでの参戦。この規定の下でプロトタイプ「963」を開発して、ペンスキーと提携してワークスチームとして2台体制でエントリーする。ハイパーカーLMH規定と北米のLMDh車両、どちらが速いのか、どちらが有利なのかという点も興味深い。

画像: ポルシェがル・マン制覇を目指して開発したスポーツプロトタイプ「ポルシェ963」。

ポルシェがル・マン制覇を目指して開発したスポーツプロトタイプ「ポルシェ963」。

フェラーリはプロトタイプ「499P」で半世紀ぶりにスポーツカーレースにワークス参戦、こちらも2台体制となる。キャデラックはポルシェと同様、IMSAウェザーテックのLMDh規定の車両を開発、チップガナッシ・レーシング(CGR)とともにワークスチームを編成する。

もうひとつ、忘れてならないのが昨年WECにデビューしたプジョー「9X8」。リアウイングレスの大胆なデザインが注目を集めたが、昨年は実験的な挑戦という意味合いが強かった。今シーズンは万全の体制でエントリー、復帰後初のル・マンに向けて着々と準備は進められている。

2023年WEC開幕戦セブリング1000マイルは、日本時間3月16日0時55分からのフリー走行でスタートする。

画像: フェラーリのスポーツプロトタイプ「499P」。半世紀ぶりにスポーツカーレースへの参戦で注目される。

フェラーリのスポーツプロトタイプ「499P」。半世紀ぶりにスポーツカーレースへの参戦で注目される。

画像: 昨年WECにデビューした「プジョー9X8」。今シーズンは本気度が違う!?

昨年WECにデビューした「プジョー9X8」。今シーズンは本気度が違う!?

2023年WEC第1戦セブリング1000マイル ハイパーカークラス主なエントリー

2 キャデラックVシリーズ・チップガナッシ
4 ヴァンウォール・バンダーベル680
5 ポルシェ963・ペンスキーモータースポーツ
6 ポルシェ963・ペンスキーモータースポーツ
7 トヨタGR010ハイブリッド
8 トヨタGR010ハイブリッド
50 フェラーリ499P
51 フェラーリ499P
93 プジョー9X8
94 プジョー9X8
708 グリッケンハウス007

2023年WEC開幕戦セブリング1000マイル タイムスケジュール

フリー走行1回目:3月15日水曜日10時55分〜(日本時間16日0時55分〜)
フリー走行2回目:3月15日水曜日16時35分〜(日本時間16日06時35分〜)
フリー走行3回目:3月16日木曜日11時55分〜(日本時間17日01時55分〜)
予選1回目:3月16日木曜日18時30分〜19時(日本時間17日08時30分〜)
予選2回目:3月16日木曜日18時55分〜19時(日本時間17日08時55分〜)
予選3回目:3月16日木曜日19時20分〜19時(日本時間17日09時20分〜)
決勝:3月17日金曜日12時〜(日本時間18日02時〜)

2023年FIA世界耐久選手権(WEC)カレンダー

第1戦:3月17日/セブリング1000マイル(USA)
第2戦:4月16日/ポルトマオ6時間(ポルトガル)
第3戦:4月29日/スパフランコルシャン6時間(メルボルン)
第4戦:6月10-11日/ル・マン24時間(フランス)
第5戦:7月9日/モンツァ6時間(イタリア)
第6戦:9月10日/富士6時間(日本)
第7戦:11月4日/バーレーン8時間(バーレーン)

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