アウトモビリ ランボルギーニは、間もなくワールドプレミアされるフラッグシップ スーパースポーツ、開発コード「LB744」の続報を発表した。今回は、シャシやドライビングダイナミクスなどについて紹介しよう。
13種類のドライビングエクスペリエンスが可能に
エアロダイナミクスはシステムの効率を高め、一対のフロントサスペンション ディフレクターやホイールアーチ内グリルは、フロントブレーキの冷却性能を高める設計を備えるだけでなく(ストリップはフロントディフューザーから空気を取り込み、ブレーキへ誘導する)、ホイールハウス内部の抵抗を軽減する形状で、フロントの負荷を増加させながら圧縮現象を制御する。さらにリアホイール前方に配置した2カ所のNACAダクトが車両底部からの空流を集め、リアブレーキの冷却ダクトへ誘導する。
ハイブリッドシステムとともに、新しく3種類の専用ドライビングモード(リチャージ、ハイブリッド、パフォーマンス)が設定された。新デザインのステアリングホイール上にある2つのローターで選択し、チッタ(シティ)、ストラーダ、スポーツ、コルサのモードと組み合わせると、合計13種類のダイナミクス設定が可能になり、走行中の公道やサーキットの状態や種類に応じて、LB744の多様な魅力と可能性が発揮できる。
LB744のワールドプレミアは、2023年3月末といわれている。そのときには、車名はもちろん全貌も公開されるはず。まずは、ランボルギーニのフラッグシップにふさわしい姿を早く見たいものだ。