2023年4月14日、マセラティ ジャパンは新型スパイダー「MC20チェロ」を幕張メッセで開催中のオートモビルカウンシル 2023で日本初公開した。

特殊なガラスルーフを採用したリトラクタブル ハードトップ

画像: トップを収納するとコクピット後ろはフライングバットレス状でタルガトップ風になる。

トップを収納するとコクピット後ろはフライングバットレス状でタルガトップ風になる。

MC20チェロは、2020年に発表されたスーパースポーツカー、MC20のスパイダー(オープンモデル)版だ。

わずか12秒で開閉するリトラクタブル ハードトップを採用しているが、トップには高分子分散型液晶技術を使用したガラスルーフを採用しており、センタースクリーンのボタンひとつで透明から一瞬にスモークへと変化する。これにより、クローズドのクーペ、ルーフが透明なオープン風クローズド(?)、そしてオープンエアという3パターンの走りが楽しめるというわけだ。

インテリアはマセラティらしく、エレガントとスポーティネスを兼ねそろえたラインによって表現しながら、純粋に機能性を追求している。つまり、全面的な合理化を経て、インパネには10インチのモニターが2基設置され、ひとつはコクピットのメーターパネル、もうひとつはセンダーダッシュの「マセラティ タッチコントロール プラス」用となっている。

パワートレーンはMC20と同様、3LのV6 DOHCツインターボ「ネットゥーノ」エンジンをミッドシップ搭載し、8速DCTを組み合わせる。しかも、オープン化に伴う車両重量の増加は、わずか60kgにおさえられている。

なお、今回展示されたMC20チェロは限定車の「プリマセリエ ローンチエディション」で、ボディカラーには専用の新色アクアマリーナを採用。新デザインの20インチ マットブラック ホイールにはホワイトゴールドで「PrimaSerie」の文字がレーザー彫刻され、インテリアはアイスカラーのアルカンターラとレザーで、アクアマリーナのコントラストステッチがダッシュボードやヘッドレストの「PrimaSerie」の文字に施されている。

ボディカラーは、アクアマリーナのほか、パステルグレー、白、黄色、赤、青、グレーが選択可能。車両価格(税込)は、3550万円となっている。なお、マセラティではMC20チェロのフル電動モデル「フォルゴーレ」も開発中であるという。

画像: オープン状態をリア側から見る。コクピット後ろのスタイルはクーペのMC20とはかなり異なる。

オープン状態をリア側から見る。コクピット後ろのスタイルはクーペのMC20とはかなり異なる。

マセラティ MC20チェロ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4670×1965×1217mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1750kg
●エンジン:90度V6 DOHCツインターボ
●総排気量:2992cc
●最高出力:463kW(630ps)/7500rpm
●最大トルク:730Nm(74.4kgm)/3000−5500rpm
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●燃料・タンク容量:プレミアム・60L
●最高速度:320km/h以上
●0→100km/h加速:2.9秒以下
●タイヤサイズ:前245/35ZR20、後305/30ZR20
●車両価格(税込):3550万円

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