内外装の質感を向上したほか使い勝手も進化
今回のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインのリファインが行なわれている。
フロントでは、ラジエターグリル、ヘッドライト、フロントエプロンで構成されるユニットのデザインを一新。リアエンドのデザインもよりシャープなものとしている。
また、テールライトクラスターには連続した水平方向の LED ストリップが備えられ、ドイツのフォルクスワーゲンモデルで初めて赤色に点灯するフォルクスワーゲンのロゴを採用している。この照明付きのブランドロゴは、中国や米国などの市場でのみ許可されていたものだ。
改良型のトゥアレグには、イノビジョンコクピット(Innovision Cockpit)も標準装備される。これは、デジタルコクピットとハイエンドインフォテインメントシステム「ディスカバープロマックス(Discover Pro Max)で構成されている。
今回の改良により、ナビゲーションの高解像度地図データや音声コントロールなど、イノビジョンコクピットのさまざまな機能が最適化されている。
また、45 ワット(以前は15ワット) の充電容量を持つ USB-C 接続により、スマートフォン、タブレット、ラップトップなどの電子デバイスを高速充電することができるようになった。
また、ユーザーの声を反映し、インテリアの質感のさらなる向上を実現しました。たとえば、センターコンソールのトリムは従来型よりも柔らかくなり、快適さがさらに向上している。
サスペンションを改良して快適性を向上
サスペンションの改良も今回のマイナーチェンジでは大きなトピックとなる。
とりわけトゥアレグには、サスペンションの電子機器と密接に統合された新しいルーフ荷重センサーが標準装備されている。
ルーフ荷重を検知すると、ESC(エレクトロニックスタビリティコントロール)などの制御システムが早期に介入し、走行安定性を高めるようにサスペンションを制御する。
一方、ルーフに荷重がかかっていない場合、このシステムはスポーティなパフォーマンスを可能にしするべくサスペンションを制御する。
トゥアレグには、バージョンに応じてロールをアクティブに制御したり後輪操舵などの革新的なテクノロジーが採用しており、これによりドライビングダイナミクスを向上している。
改良型トゥアレグには、数多くの便利な運転支援システムが標準装備されており、さらにオプションシステムも豊富に取り揃えている。これらには次のようなテクノロジーが含まれている。
・「トラベルアシスト」(最高速度までの運転支援)
・「パークアシスト+リモコン付き」(駐車スペースへの自動入出庫アプリにより、ドライバーが車外から駐車操作を制御することが可能)、
・「トレーラーアシスト」(トレーラーによる操縦支援用)
・「ナイトビジョン」(夜間ドライブ支援)