「アップグレードレディ設計」が提供する新たな「アップグレードサービス」
トヨタは、2021年1月より「KINTO FACTORY」を通じ、新車購入時に未装着だった装備の後付けなどを提供してきたが、今回の「KINTO Unlimited」専用「プリウスUグレード」を対象とした「アップグレードサービス」は一味違ったものとなっている。
それは、「プリウスUグレード」に「アップグレードレディ設計」が行われていることによる。「アップグレードレディ設計」とは、車両開発の段階から、アップグレードに必要な施工作業を想定し、大幅に時間短縮できる構造をあらかじめ織り込んで設計することで、将来登場する装備や機能を後付可能とするものだ。
というわけで、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の機能「アドバンストパーク」などこれまで選択することができなかった安全・安心装備や機能の後付けが可能となったのだ。
「トヨタチームメイト」の機能を「アップグレードメニュー」に設定
具体的には、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の機能「アドバンストパーク(リモート機能付)」が、「アップグレードメニュー」に設定された。加えて、ブラインドスポットモニター、パノラミックビューモニター、パーキングサポートブレーキ(後方歩行者検知)、ステアリングヒーターなど7種類のアイテムも、「KINTO Unlimited」契約時に選択していなくても「アップグレードメニュー」として個別で後付けすることが可能となった。
「アップグレードサービス」への申し込みは、専用スマホアプリ「KINTO Unlimitedアプリ」を通じて行う。料金は全国一律で、一括払い/月額利用料への合算の2つの支払方法から選択することができる。
なお、「アップグレードサービス」はこれに留まらず、、ディスプレイオーディオの大型化、シートヒーター、シートベンチレーション、合皮シート等への拡大が検討されている。