2023年6月30日、F1第10戦オーストリアGPがシュピールベルクのレッドブルリンクで開幕する。今季2度目のスプリントフォーマットとなるため、30日金曜日にフリー走行と決勝レースのグリッドを決める予選、7月1日土曜日はスプリントのための予選「スプリントシュートアウト」とスプリント、2日日曜日に決勝レースが行われる。

高低差の大きい起伏に富んだコースレイアウト

では、オーストラリアGPが行われるレッドブルリンクはどんなサーキットだろうか。

画像: レッドブルリンクは標高の高い場所にあるため酸素濃度が低く、マシンにとっては厳しいサーキットと言われる。トラブルが多いのも特徴。

レッドブルリンクは標高の高い場所にあるため酸素濃度が低く、マシンにとっては厳しいサーキットと言われる。トラブルが多いのも特徴。

レッドブルリンクは、オーストリアのシュタイアーマルク州の、緑あふれるのどかな丘の中にあるサーキットで、起伏に富んだ高低差の大きいコースとなっている。かつてはエステルライヒリンク、A1リンクなどと呼ばれたが、コース改修に伴い、レッドブルリンクという名称となった。

標高が高いため酸素濃度が低いのも特徴で、マシンにとってはエアロダイナミクス、冷却、過給効率が課題となる。また、エンジン全開率が高くブレーキング時間が短いので運動エネルギー回生(MGU-K)は大きくないのも悩ましい。

全長は4318mと短く、F1マシンはターン2・5・8をエンジン全開で駆け抜けるため、1分ちょっとでラップする。

タイヤ戦略は摩耗や劣化が比較的低小さいため1ストップも可能だが、変わりやすい天候次第で戦略は大きく変わってくる。ちなみに昨年は3ストップが勝利戦略となった。

タイヤの熱管理にはとくに注意を払う必要がある

画像: レッドブルリンクのコース図。最大のオーバーテイクポイントは上り坂のストレートからのブレーキング勝負となる3コーナー。また、森の中を駆け抜けた後の9コーナー、逆バンク気味の最終コーナーもトリッキーで、オーバーテイクがしばしば見られる。

レッドブルリンクのコース図。最大のオーバーテイクポイントは上り坂のストレートからのブレーキング勝負となる3コーナー。また、森の中を駆け抜けた後の9コーナー、逆バンク気味の最終コーナーもトリッキーで、オーバーテイクがしばしば見られる。

タイヤを供給するピレリは、オーストリアGP につて「レッドブルリンクはタイヤが休むことのないサーキットです。10のコーナーを1分強のラップタイムで駆け抜けますが、ストレートが少ないためタイヤが休む時間はほとんどなく、タイヤの熱管理にはとくに注意を払う必要があります。タイヤは最も柔らかい 3 つのコンパウンドを供給します。決勝ではミディアムコンパウンドとハードコンパウンドが使用されることになると思われます。また、セーフティカーや天候次第で変わりますが、通常の展開になれば2ストップが主流になると予想されます。なお、スプリントシュートアウトでは、Q1とQ2で新品のミディアムコンパウンド、 Q3では新品のソフトコンパウンドを使用するルールとなっています」と分析している。

レッドブルリンクはレッドブルのホームコースということもあって、伝統的にレッドブルが得意としているが、はたして今年はどうだろう。オーストリアGPは、日本時間6月30日20時30分(現地時間13時30分)のフリー走行で幕を開ける。

画像: オーストリアGPに向けて、ピレリが公開した分析データ。オーストリアGPではスプリントと決勝、決勝ファステストラップポイントを合わせて最大34ポイント獲得可能。

オーストリアGPに向けて、ピレリが公開した分析データ。オーストリアGPではスプリントと決勝、決勝ファステストラップポイントを合わせて最大34ポイント獲得可能。

2023年F1第10戦オーストリアGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:6月30日13時30分〜14時30分(日本時間20時30分〜21時30分)
予選:6月30日17時〜18時(日本時間24時〜25時)
スプリント・シュートアウト:7月1日12時00分〜12時44分(日本時間19時〜19時44分)
スプリント(24周):7月1日16時30分〜17時(日本時間23時30分〜24時)
決勝(71周):7月2日15時〜(日本時間22時〜)

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