ステランティスグループのプジョーは2023年7月6日(本国時間)、コンパクトカーの208とE-208に新しいデザイン、新しいパワートレイン、テクノロジーを導入してアップデートしたことを発表した。この改良モデルの注文は、2023年10月に欧州で開始される。
iコクピットはより洗練されて機能性もアップ
プジョーが初めて導入したi-Cockpit(アイコクピット)も、改良モデルではより洗練されたデザインを採用したほか、機能性の向上が図られている。
計器パネルはドライバーの目の高さに理想的に配置され、アリュールおよびGTにはデジタルディスプレイが搭載されている。広々とした10インチのデジタルスクリーンは新しいデザインになっており、GTでは3Dディスプレイが標準装備されている。
プジョーiコクピットの中心はコンパクトなステアリングホイールで、最適な人間工学を実現するために、マルチメディアシステム (オーディオ、電話)および音量、音声コントロールの制御スイッチが組み込まれている。
新しいE-208には、プジョー新開発の115kW (156bhp) 電気モーターと51kWhバッテリーが搭載されており、航続距離は最大248マイル (約394km、WLTP 認証は申請中)となる。
一方、208には、最新世代のPureTech 100bhpおよび136bhpガソリンエンジンとe-DSC6デュアルクラッチ電動6速オートマチックギアボックスを組み合わせた2つの新しい48Vハイブリッドパワートレインが初めて搭載される。
その他、ストップ&ゴー機能を備えた進化したアダプティブクルーズコントロールや、衝突警告付き自動緊急ブレーキ、アクティブ車線逸脱警報など、運転支援システムの改良も行われており、安全技術が向上している。
プジョー208,E-208の改良モデルの注文は、欧州では2023年10月に開始される。日本についてはまだ未定だが、2024年の早い時期には導入されるものと思われる。