「クロスカントリー」も2024年には発売予定
2030年には100%電気自動車に、そして2040年にはクライメートニュートラル(排出する温室効果ガスを実質ゼロにする)を目指しているボルボが、プレミアム市場において電動化のリーダーを目指すために送り出した、コンパクトSUVの電気自動車が「EX30」だ。
全長4235×全幅1835×全高1550mmという、日本の街中でも持て余すことのないコンパクトなサイズ。全高は、日本のタワーパーキングでも問題ない高さだ。航続距離は約480km(EVレンジ・欧州参考値)。
インテリアでは、スイッチ類をタッチパネルに集中したり、スピーカーをダッシュボード上にまとめるなど、ドアからスピーカーやスイッチを配することでコード類を省略でき、コストを削減しながら収納スペースを増やしている。また、ボルボ史上最高のリサイクル素材(アルミニウム、スチール、プラスチック)利用率を誇り、100%クライメイトニュートラルなエネルギーで生産している。
日本仕様は2023年11月中旬から発売予定だが、先行して限定300台が月額9万5000円で利用できるサブスクリプションを開始する。将来的には2モーター4WDのハイパワーモデルや、「クロスカントリー」も導入が予定されている。このEX30の導入で、日本においてもコンパクトSUVのEV市場は、いよいよ活性化していくのではないだろうか。
ボルボ EX30 シングルモーター(欧州仕様) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4233×1837×1549mm
●ホイールベース:2650mm
●車両重量:1830kg
●モーター:永久磁石同期電動機
●モーター最高出力:200kW(272ps)
●モーター最大トルク:343Nm
●バッテリー総電力量:69.0kWh
●WLTPモード航続距離:480km
●駆動方式:RWD
●タイヤサイズ:245/40R20
●車両価格(税込):559万円