2023年10月11日、ステランティス ジャパンはアバルト ブランド初の電気自動車、「アバルト 500e(チンクエチェント イー)」を10月28日から、日本市場に向けて発売すると発表した。

アバルト 695とほぼ同じ0→100km/h加速タイムを記録

アバルト 500eは、2022年から日本に導入されているフィアット 500eをベースにした、アバルト初の電気自動車だ。アバルトの電動化戦略において中核を担うモデルとなる。これまでのブランドDNAを継承しながらも、次世代のアバルトを象徴するモデルとして、日本市場に導入された。

画像: シティ走行においては、エンジン車のアバルト 695を超えるパフォーマンスを実現した。

シティ走行においては、エンジン車のアバルト 695を超えるパフォーマンスを実現した。

フィアット 500eより全長は45mm長く全高は10mm低いが、全幅やホイールベースは同じ。車両重量は40kg重い。バッテリー総電力量は同じだが、最高出力は27kW、最大トルクは15Nmもアップされている。

0→100km/h加速は7秒で、エンジン車のアバルト 695とほぼ同じタイムを記録。20→40km/h、40→60km/hの中間加速では、アバルト 695より約1秒早いタイムを記録。シティ走行においてはアバルト 695を超えるパフォーマンスを実現した。また、ガソリンモデルに対し、前後重量配分の改善(57:43)およびトレッドの60mm拡大により、クイックなハンドリングと安定性を両立。これにより、日常で最も走行シーンの多い、中間加速および立ち上がり加速のパフォーマンスをより楽しく爽快にした。

しかも、アバルトの象徴ともいえるレコードモンツァのエキゾーストノートを忠実に再現した独自のサウンドシステム「サウンドジェネレーター」を装備。これにより、EVとは思えないエキサイティングで刺激的な走りを実現する。これは、ステランティス グループのサウンドデザインスタジオと、イタリアのステランティス専任チームの共同で開発された。そのサウンドは、ダイナミックな運転とスピードやアクセル開度とリンクし、アバルトのガソリンエンジンを忠実に再現したものだ。

「サウンドジェネレーター」により、アバルト 500eは、他の電気自動車とは異なる、唯一無二のドライビング体験を提供する。なお、停止時にオン/オフの切り替えが可能だ。

サソリのパーツを模したデザインを随所に採用

アバルト 500eのデザインで最大の特徴は、アバルトとして初めて、車体の随所に、ブランドアイデンティティであるサソリのパーツを模したデザインを採用した点だ。18インチ アルミホイール、フロントバンパー、ステアリングホイールはサソリの爪を模しており、独特な外観のリップスポイラーは、サソリの足を模している。

画像: インテリアは、黒を基調としたシックでスポーティな空間だ。日本仕様は全グレードとも右ハンドル。

インテリアは、黒を基調としたシックでスポーティな空間だ。日本仕様は全グレードとも右ハンドル。

また、これまでのアバルト車はフロントグリルにブランドロゴを配置してきたが、アバルト 500eでは、ダークチタングレーの「アバルトレタリング」を、初めて採用した。さらに、稲妻の放電によって描かれたかのような新しいデザインのスコーピオン(サソリ)エンブレムを車体の両サイドに配置している。

エクステリアでは、18インチアルミホイールを採用し、アグレッシブさを持ちながら柔らかなプロポーションを実現。また、スポーティな印象のフロントバンパー、アクセントカラーとしてホワイトを採用したリップスポイラー、精悍な印象を与えるフルLEDヘッドランプなど、コントラストのある引き締まったスタイリングとした。

インテリアは、黒を基調としたシックでスポーティな空間だ。インストルメントパネル、ステアリング、シートなど、アルカンターラ素材をふんだんに採用し、高級感のある室内空間を演出。ヘッドレストには専用ロゴをあしらい、ブルーとイエローのステッチを施した一体型のスポーツシート、ステアリングホイールにあしらったブルーのトップマークとともに、スポーティさを高めている。

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