1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、フェラーリ 812スーパーファストだ。

フェラーリ 812スーパーファスト(FERRARI 812 SUPER FAST:2017-2022)

画像: ロングノーズ/ショートデッキのファストバッククーペだが、リアエンドはキックアップしたハイテールを採用している。

ロングノーズ/ショートデッキのファストバッククーペだが、リアエンドはキックアップしたハイテールを採用している。

それまでのフラッグシップであったF12 ベルリネッタの発展モデルともいえる812スーパーファストだが、デザインも含めて全方位的に進化している。812という車名は、最高出力800psを発生する12気筒エンジン搭載を意味している。

ロングノーズ/ショートデッキのファストバッククーペだがリアエンドはキックアップしたハイテールを採用し、フェラーリ的には「デイトナ」と呼ばれた名車、365GTB/4をインスパイアしているという。とはいえ、ヘッドランプには最新のフルLEDが採用されており、またリアコンビランプには丸型4灯を採用するなど、伝統と革新を融合したスタイリングといえるだろう。

フロントミッドシップ搭載されるパワーユニットは、65度のV型12気筒 DOHCと形式こそF12ベルリネッタのものと変わらないが、排気量は234cc拡大されて6496ccとなり、最新の直噴システムも採用。最高出力は800ps、最大トルクは718Nmを発生。F12ベルリネッタより60psもパワーアップされ、自然吸気で8500rpmまで吹け上がる。しかも、3500rpmから最大トルクの80%を発生している。公称の最高速度は340km/h、0→100km/h加速は2.9秒とされている。

操縦性に関しては、フェラーリ初の電動パワーステアリングを採用し、これを車体電子制御システムと連携させている。その電子制御システムとは、従来からの「サイドスリップコントロール」の最新版や、後輪操舵システムの「バーチャルホイールベース 2.0」で、ドリフト走行をアシストするなど、フェラーリのフラッグシップにふさわしい痛快なドライビングを演出する。

超弩級の性能ながら、リアのハッチゲート下には十分なラゲッジスペースも備えた実用性も備えるのはFRならでは。

2019年には、あのデイトナ スパイダー以来50年ぶりにV12エンジンをフロントに搭載したフェラーリのオープンモデルとなる、リトラクタブル ハードトップの「812GTS」が追加設定された。車速が45km/h以下なら走行中でも14秒でトップの開閉が可能だ。

画像: デビュー当時のフェラーリ レギュラーモデルでは最強のパワーと最大の排気量を誇るV12エンジンはフロントミッドシップ搭載される。

デビュー当時のフェラーリ レギュラーモデルでは最強のパワーと最大の排気量を誇るV12エンジンはフロントミッドシップ搭載される。

フェラーリ 812スーパーファスト 主要諸元

●全長×全幅×全高:4657×1971×1276mm
●ホイールベース:2720mm
●車両重量:1630kg
●エンジン種類:65度V12 DOHC
●総排気量:6496cc
●最高出力:800ps/8500rpm
●最大トルク:718Nm/7000rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・92L
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:トランスアクスル式FR
●タイヤサイズ:前275/35ZR20、後315/35ZR20

画像: amzn.to
amzn.to

This article is a sponsored article by
''.