2023年10月21日、トヨタは10月27日〜11月5日(一般公開日)に東京ビッグサイトで開催される、「ジャパンモビリティショー2023(以下、JMS)」に出展予定のモビリティやテクノロジーを追加公開した。

電動車いすや宇宙空間用のモビリティも公開!

JUU(ジェイユーユー)

画像: 全長1110×全幅680×全高1040mm。

全長1110×全幅680×全高1040mm。

「どこでも自由に一人で移動できる」をコンセプトに、走破性とデザイン性を備えた電動車いすタイプの新たなコンセプトモビリティ。車いす(電動も含む)では移動が困難な場所でも自由に移動できることで、より利用者の行動範囲を拡張し、身体の不自由な人の外出や雇用の機会を増やし自立を支援する。

階段の昇降時には、左右2つの大きな駆動輪(主輪)で段差を乗り越えるとともに、背もたれ後方に格納されたフリッパーが倒れ車いす本体の傾きを抑制し安定した移動をサポート。自動制御で最適な姿勢を維持し、最大16センチの階段の昇降が可能。

駆動系にはクルマで使われているモーターを採用。車載部品を採用することで、高品質かつ高い信頼性を追求している。将来、ユーザーがJUUからクルマに乗り換えた後、JUUは自立走行にてバックドアまで安全に移動し、そのまま車内へ乗り込むとともに、降車時には運転席まで移動する先進の機能も検討中だ。

スペースモビリティ(プロトタイプ)

画像: 全長3460×全幅2175×全高1865mm、乗車定員は2名、最大登坂角度は25度。

全長3460×全幅2175×全高1865mm、乗車定員は2名、最大登坂角度は25度。

宇宙空間、月で活躍できるモビリティを想定し、特に走行系技術を開発推進する為の実験車両。モーター4個、ステアリング4個を各輪に装着し、地上にはない、荒れた過酷な環境でも安全安心に走行するための仕様を開発中。

電気で走る、高い走破性を持ち、例えば50cm程度の岩であれば乗り越えて走破し、25度の急な坂を上ることも可能。このプロトタイプで磨き上げた技術を、ルナクルーザー等のスペースモビリティに活用して行く。

ネオステア(テクノロジー)

画像: アクセル、ブレーキといった足元の操作系をステアリングホイールに集約している。

アクセル、ブレーキといった足元の操作系をステアリングホイールに集約している。

バイクハンドルをベースに、アクセル、ブレーキといった足元の操作系をステアリングホイールに集約した新時代のコクピット コンセプト。

異形ステリングホイールによる広く開けた視界、ペダルレスによる広い足元空間がドライビングポジションの自由度やスムーズな乗降性を実現。もっとクルマが愛される存在となり、すべての人に移動の喜びとワクドキを提供。また、下肢が不自由な人も両手で安心かつ直感的な運転が可能になる。

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