2023年10月24日に日本市場向けモデルが発表された新型プジョー2008に、初試乗。ボディサイズ、走行性能、機能装備などなど、すべてがちょうど良いバランス感覚はそのままに、「見た目」が変わったことでもたらされた、さまざまなグレードアップ効果を実感させてくれました。

インターフェイスの改良が走りの質感まで高めてくれる

特徴的な3D i-Cockpitを眺めながら小径の楕円形ハンドルを握ると、自分がプジョーの最新モデルを操っていることを、実感することができます。10インチスクリーンはさながらタブレットPCのように洗練されたデザインで、先進性のさらなるステップアップが強く感じられるものでした。

画像: 試乗車は新たに追加されたセレニウム・グレー。このほかに、オケナイト・ホワイトが追加されて、全5色の展開となっている。

試乗車は新たに追加されたセレニウム・グレー。このほかに、オケナイト・ホワイトが追加されて、全5色の展開となっている。

もともと2008の1.5L ディーゼルターボは、爆発的な速さや力強さよりも、低速域から高回転までスムーズでフラットなトルクフィールが魅力です。この新しいインターフェイスは、そんな洗練された2008のパフォーマンスに、視覚的なアレンジによってより高いクオリティ感をプラスしているような気がしました。

加えて、一般道はもちろんアップダウンが続くワインディング路でも、2008は軽快な身のこなしが印象的です。操舵感は低速域ではほどよく軽く、速度が上がるにつれて適度な重さを確かな接地感とともに伝えてくる巧みな味付けと相まって、あらゆるシーンでストレスの少ないドライブを満喫させてくれます。

アクティブクルーズコントロール、レーンキープアシストなど、ADAS類のクレバーなサポートとともに、解像度を増したバックモニターなど日常的に「頼りがいのある」機能性もまた、運転のストレスを軽減してくれる進化ポイントと言えるでしょう。

画像: フロントシートはシートヒーターを内蔵。運転席はパワータイプとなる。

フロントシートはシートヒーターを内蔵。運転席はパワータイプとなる。

ちなみに新型2008ではオプションとしてのナビゲーションシステムが廃止され、Apple CarPlayやAndroid Autoとの連携が基本となりました。たとえばスマートフォンを介してお気に入りの音楽を聴く時、愛車と「オーナーの日常」が、さらに濃密にシンクロしていることを実感できるかもしれません。

デザイン的にはほどよく自己主張を際立たせつつ、機能装備は扱いやすさを重点的にブラッシュアップ。いろんな意味で新型2008の進化は、やっぱり「ちょうど良い」塩梅なのでした。

■プジョー2008 GT BlueHDi 主要諸元 ※【】内は2008 GT(ガソリンモデル)

●全長×全幅×全高:4305×1770×1580mm
●ホイールベース:2610mm
●車両重量:1320【1270】kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ【直3DOHCターボ】
●総排気量:1498【1199】cc
●最高出力:96kW(130ps)/3750rpm【96kW(130ps)/5500rpm】
●最大トルク:300Nm/1750rpm【230Nm/1750rpm】
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:軽油・41L【プレミアム・44L】
●WLTCモード燃費:20.8km/L【17.1km/L】
●タイヤサイズ:215/60R17
●車両価格(税込):454万4000円【419万8000円】

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