(ここで記載している数値は、すべて参考値です。また画像は、すべて本国仕様のものです)
次世代MINIの第一弾として登場した3代目
MINI カントリーマンは、日本ではMINI クロスオーバーの名称で2011年に新世代MINI第四のモデルとして登場したクロスオーバーSUVだ。
2017年には2代目にフルモデルチェンジされ、今回の3代目から日本でもMINI カントリーマンに車名を変更。革新的なデザインと機能を備えて生まれ変わり、今後、すべてのMINIラインナップが次世代モデルとして誕生する中で、その第一弾モデルとして登場した。
エクステリアは、ソフトなボリューム感と正確に削り取られたエッジの組み合わせが特徴的だ。複雑な輪郭を描いた八角形のフロントグリルが、グラフィカルで印象的なフロントマスクを生み出している。
サイドビューは、ミニマルな外観でありながら力強い存在感を放つ。特に特徴的なデザインのCピラーは、車両後部のルーフラインを支えると同時に、車体全体に垂直方向の存在感を印象付ける。さらにブラック ルーフレールが引き締まった印象を与えている。
リアは、全体を縁取る縦型テールランプとクリアな表面が特徴的。ワイドなスタンスと直立的な力強いデザインを強調している。
フルデジタル化されながらも、MINIらしさは健在
インテリアは温かく広々とした印象で、完全にデジタル化されている。ステアリングホイール背後のメーターパネルは廃止され、すべてのコンテンツはヘッドアップディスプレイおよび円型有機ELセンターディスプレイに映し出される。
余分なものを削ぎ落とし、巧みにデザインされた高品質なコンポーネントによって、前方への視界が開け、広々とした室内空間を実現させた。また、広々としたカーブを描くダッシュボードには、布地を連想させる新しい素材を初採用。リサイクル ポリエステルを使用して、編み物のような特別な製造プロセスで汎用性が高く手入れが簡単な構造となっており、さらに温かみのある印象も与えている。
従来型ではセンターコンソールにあった、パーキングブレーキ スイッチ、ギアセレクターレバー、エンジンスタート/ストップボタン等は、すべてセンターディスプレイ下のトグルスイッチエリアに集約させて前席まわりの空間を広げ、モダンかつスタイリッシュな雰囲気を醸し出している。
最先端の有機ELテクノロジーが採用された大型の円形センターディスプレイには、直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備。スマートフォンのように直感的な操作が可能であり、メインメニューでは、各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スワイプやタッチで操作する。メーターパネルとしての機能はもちろんの事、AR機能付きナビゲーションシステム、メディア、電話、エアコン、各種設定など、すべての操作を一括して円形有機ELディスプレイで実施する。