2019年5月に日本に上陸したテスラ モデル3が初が大幅改良を受けました。エクステリアやインテリアのデザインに加えて、操作系もブラッシュアップされたモデル3を、その走りも含めてご紹介していきます。

一充電あたりの航続距離はガソリン車と同等かそれ以上に延びた

画像: 日本で100カ所目となったスーパーチャージャー東名川崎と充電するテスラ モデル3。

日本で100カ所目となったスーパーチャージャー東名川崎と充電するテスラ モデル3。

最後に、BEVを使うにあたって心配する人が多いバッテリーの持ち(航続距離)についてです。

今回試乗したモデル3 ロングレンジ AWDの一充電航続距離は、改良により従来型よりも17km延びた706km(WLTCモード)となっています。この数値は2023年12月時点で日本で販売されているBEVの中では最長の航続距離であり、一般的なエンジン車の航続距離と比べても遜色のない数値です。

また、2023年12月にはテスラが設置を進めている急速充電器「スーパーチャージャー」の日本での設置箇所が100カ所、充電器の数にして490基を超えています。ちなみにスーパーチャージャーの最大出力は250kWと、日本で一般的なCHAdeMO方式(出力は高くても90kW)の急速充電器よりも高出力で、テスラによると15分で最大275km分の充電が可能といいます。

ただし、スーパーチャージャーの設置場所は都市部や観光地、空港などハブとなる施設がある場所に多い傾向があるので、やはり自宅で充電できたほうが便利にテスラ車を使うことができそうです。

とは言え、新型モデル3は走行性能、航続距離ともに進化しており、いっそう魅力がアップしたことは確かです。少しでもモデル3をはじめとしたBEVに興味を持たれている方は一度触れてみる価値がある、そう言い切れるクルマでした。

モデル3 ロングレンジ AWD 主要諸元

●全長×全幅×全高:4720x1850x1440mm
●ホイールベース: 2875mm
●車両重量:1840kg
●原動機:モーター×2基(前後 各1基)
●原動機種類:フロント=ACインダクションモーター/リア=AC永久磁石同期モーター
●最高出力:331kW(450ps)
●最大トルク:559Nm(57.0kgm)
●駆動方式:4WD
●0→100km/h加速タイム:4.4秒
●最高速度:201km/h
●バッテリー種類:リチウムイオン
●WLTCモード一充電走行距離:706km
●タイヤサイズ:235/40R19
●車両価格:651万9000円

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