2019年5月に日本に上陸したテスラ モデル3が初が大幅改良を受けました。エクステリアやインテリアのデザインに加えて、操作系もブラッシュアップされたモデル3を、その走りも含めてご紹介していきます。

ADASやテスラならではのハイテク機能も充実

画像: 周囲の検知機能はとても正確かつ、かなり先の状況まで把握していることがアニメーションからわかる。

周囲の検知機能はとても正確かつ、かなり先の状況まで把握していることがアニメーションからわかる。

試乗中にもうひとつ感心したことは、運転支援システムの制御の正確さとその周囲の認識能力の高さです。

少ししか試せなかったのですが、オートパイロットは使っていてもクルマの挙動に不安を感じることはまったくありません。また走行中は、センターディスプレイの右半分にクルマが認識している周囲の状況を映し出すアニメーション表示を見ると、クルマの形やサイズはもちろん、歩行者がいればその人数や位置関係、障害物の数までかなり正確に表示していました。

この自車の周囲を正確に認識する能力を使った運転支援システムだと考えると、なんとも心強いと感じました。

このほかに今回は実際に使うことはありませんでしたが、車内をエンターテインメント空間にするキャンプモードや車内にペットがいることを検知して快適な温度を維持するドッグモード、盗難などの予兆があるとユーザーに知らせるセントリーモードなど、ADAS以外にもハイテクを駆使した特有の機能をモデル3は備えています。

クルマというよりも走る“ガジェット”感も強く感じたが・・・

画像: 正面から見ると意外とフロントウインドウのボトムラインが低いことがわかる。これが視界の良さに貢献。

正面から見ると意外とフロントウインドウのボトムラインが低いことがわかる。これが視界の良さに貢献。

このように、好印象な部分が多い新型モデル3でしたが、デザインも機能もあまりに先進的すぎるためにこれまでに触れてきたクルマとは違う「走るガジェット(=デジタル機器)」のように感じてしまう人もいるかも知れないな、と思いつつ試乗を終えました。

ですが、クルマを降りる前に確認したいことがあり、インフォテインメントシステムをいじっていたときです。「車に名前を付ける」という項目を見つけました。

ガジェットの代表格でもあるスマホにも同じような名前をつけることができますが、この機能がクルマに付いていることはまだ稀です。そして好きな名前を付けられるなら、ユーザーにとってモデル3は「ガジェット」ではなく「愛車」になってくれるかも知れないな、とちょっと安心したのです。

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