ソウルフードである「ソースカツ丼」を迷わず注文
国道153号をスローにクルーズし「道の駅 信州平谷」を訪ねたのは、暮歳(ぼさい)の初頭でした。

標高920m。国道153号沿いの高原に広大な面積を誇る「道の駅 信州平谷」
天気は上々!なのですが、標高920mとなる高原に築造されているここは流石に肌寒く、大型車23台、普通車154台の収納を誇る広大なパーキングにて鼻を啜る始末。なにしろここは筆者がたま〜に訪れる、高尾山の山頂(599m)よりも遥かに海抜が高いのです。
なにはともあれ施設内へ。まずは暖を取ることにしましょう。丁度お腹が減ったので、入り口に「みき亭」と張り出しとそして「CAFE道の駅」という看板が並んでいる、食堂へ向かいます。
どちらが名称なのか迷っいましたが、正式名称は「小さな村の みき亭」だそう。そんなことよりも先ずは腹ごしらえ。急ぎこの地、平谷村のソウルフードである「ソースカツ丼」を迷わず注文します。

「道の駅 信州平谷」名物。厚みがあり、柔らかジューシーな「ソースかつ丼」
肉厚ジューシーなそれは、歯ごたえと奥深い甘味、ソースのスパイシーな香りが渾然一体となり、実に美味。
お腹を満たし、店内を物色すると、地産地消のお宝たちがざっくざく。あまたの地元野菜に始まり、名物のおやき、凍みとうふ、そして鮎や山女魚の甘露煮に惹かれつつ、こちら信濃の国では古くから珍重される、蜂の子やさなぎなどの昆虫食に思わず仰け反ってしまいました。
それら販売品の種類は実に多彩で、展示スペースも広く、アレコレと実に迷ったのですが、とりあえず「信州味噌米煎餅」という、大きな一枚物の煎餅を購入して、ぱりっと囓ってみると・・・。
五平餅のような甘味のある味噌仕立てのこれは、実に香ばしく美味。お土産としての見た目のインパクトも大なのが、嬉しい。