コックピットデザインを一変させるARヘッドアップディスプレイ
フォルクスワーゲンのBEV(電気自動車)のフラッグシップモデル「ID.7」(セダン)にあらたな仲間「ID.7ツアラー」が加わった。
![画像: ちょっとクラシカルな佇まいのエクステリアを採用。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/02/20/b4c85327be99bb7bbc7c76c5f210a13cac7d9672_xlarge.jpg)
ちょっとクラシカルな佇まいのエクステリアを採用。
「ID.7ツアラー」は、『新時代の電動オールラウンダー』と銘打たれた、フォルクスワーゲン初のアッパーミドルサイズワゴンで、パサートヴァリアントを思い起こさせるような、シューティングブレーク風のリアのフォルムが目をひく。当然のように余裕の収納スペースを誇り、5名乗車時に605Lだったものが、2列目シートを倒すと1714Lまで広がる。
もちろん、このクルマの真骨頂はそこにとどまらない。まず注目したいのが、満充電時の航続距離658km(WLTP)だ。ちなみに搭載のバッテリーは2種類あり、この数値はラージサイズのバッテリーのもので、このバッテリーは200kW の急速充電(DC充電)に対応し、10%から80%までの充電を30分弱でこなせるという。
![画像: 2列目を倒したときの荷室容量は1714L 。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/02/20/5af970ea0c0e4a9a566b847bb899455b8d182619_xlarge.jpg)
2列目を倒したときの荷室容量は1714L 。
標準装備されるAR(仮想現実)ヘッドアップディスプレイも先進性あふれるものだ。そこに映し出される情報は、つねにドライバーの目線を道路上に集中させるとともに、コックピットデザインをこれまでにないシンプルなものへと変化させている。
快適装備の充実も忘れてはいけない。小型モーターによる空気清浄をはじめ、マッサージ機能付きシート、透明や不透明を選択できるパノラミックサンルーフ等などだ。また、快適なドライブシーン実現のために、これらを組みあわた3つのモード(フレッシュアップ、カームダウン、パワーブレーク)の選択肢も用意される。
![画像: ARヘッドアップディスプレイの標準装備で、シンプルなデザインとなったコックピット。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/02/20/63f1dabd9a5a67d5e08294a31e270edb724f8126_xlarge.jpg)
ARヘッドアップディスプレイの標準装備で、シンプルなデザインとなったコックピット。
「ID.7ツアラー」の販売は、2024年第一四半期を目処に全欧州で開始される予定で、日本導入のアナウンスは、現在のところ行われていない。