2024年3月18日、メルセデス・ベンツ日本は最新世代の2ドアクーペ「CLE」を発表して発売を開始した。

メルセデス・ベンツ伝統のクーペらしいプロポーション

画像: メルセデス・ベンツの2ドアクーペ伝統のプロポーションが流麗な、CLEクーペ。

メルセデス・ベンツの2ドアクーペ伝統のプロポーションが流麗な、CLEクーペ。

CLEクーペは、メルセデス・ベンツがこれまで築き上げてきたクーペの伝統や歴史を受け継ぐモデルだ。革新的なコンセプトとテクノロジーを採用しながら、クーペならではの美しく伸びやかなデザインや専用の快適装備や、スポーティな走行性能を備えた最新世代の2ドアクーペだ。

ドイツ本国やヨーロッパでは、Cクラス クーペとEクラス クーペの後継として2023年7月にワールドプレミアされ、同年11月から販売されており、日本導入も時間の問題とされていたが、いよいよ日本デビューを迎えた。

そのプロポーションは、メルセデス・ベンツの2ドアクーペ伝統のロングホイールベース、ショートオーバーハング、ロングボンネットを採用。最新メルセデス デザインの基本思想である「センシュアル ピュリティ」によって磨き上げられ、ダイナミックかつエモーショナルなスタイリングを形成している。外寸は、全長4850×全幅1860×全高1420mm。

フロントまわりでは、立体的なスターパターンを採用したワイドなAシェイプのグリル、わずかに逆スラントしたシャークノーズ、スリムなフルLEDヘッドランプ、空力性能に優れたエプロン、そしてボンネットのパワードームなどが力強い印象を与える。

サイドビューでは、ヘッドランプ/リアコンビランプからそれぞれ伸びる前後のライン、ドアパネル下部を後方に向かって僅かに上昇しながら貫くライン、これら3本のラインが伸びやかなサイドの優美な曲面に絶妙なエッジを加えて面の美しさを強調している。

リアは、力強く張り出したフェンダーと先進的なデザインのエプロン、左右をダークレッドのトリムでシームレスに繋いだ2ピースデザインのスリムなリアコンビランプが、上質で存在感のあるリアエンドを形成している。トランクリッド後端にはボディ同色のスポイラーリップも備わる。

専用デザインのスポーツシートも標準装備

画像: フロントシートには、専用開発のスポーティなデザインを採用(本革はオプション)。

フロントシートには、専用開発のスポーティなデザインを採用(本革はオプション)。

インテリアは、プレミアムクーペのスポーティさを引き立てるドライバーオリエンテッドなコクピットデザインを採用。人間工学に基づいて配置された12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイがコックピットを先進的かつ機能的に引き締める。しかも後者はドライバー側に6度傾けられている。

フロントシートには、専用開発のスポーティなデザインを採用し、ドライビングマインドを刺激する。シート素材は標準でレザーARTICO(ブラック)、オプションのレザーエクスクルーシブパッケージは4色の本革内装を用意。本革内装を選択した場合は、マルチコントロールシートバックパッケージやシートヒーター機能付きベンチレーター(いずれも運転席・助手席)も装備される。

リアシートは左右独立式(乗車定員は4名)で、シートバックは40:20:40の分割可倒式。また2ドアクーペながら、フラットなトランクフロア形状と出っ張りの少ないトリム形状により、使い勝手に優れたトランクルームの容量は420Lを確保している。さらに、自動開閉トランクリッドやフットトランクオープナーも標準装備する。

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