2024年3月25日、日産自動車(以下、日産)は新型「キックス(KICKS)」を同年夏より北米市場に投入すると発表した。なお、現段階では日本仕様に関してはアナウンスされていない。

サイズはひとまわりほどアップ。安全&快適装備も充実

画像: モダンで繭に包まれるような感覚をもたらす、新型キックスのインテリア。

モダンで繭に包まれるような感覚をもたらす、新型キックスのインテリア。

室内空間は乗員の快適性とラゲッジスペースの確保を両立しながらも、市街地でも運転しやすいコンパクトなボディサイズを維持している。全長4366×全幅1800×全高1630mm、ホイールベース2657mmというサイズ(編集部換算値)は、現行型(4290×1760×1605mm、2620mm)よりひとまわりほど大きい。ラゲッジスペースの荷室容量はクラストップで、1クラス上のクロスオーバーにも匹敵する。ラゲッジルームの開口部も40.3インチ(約102cm)とクラストップで、ベビーカーやゴルフバッグなど長さのある荷物を容易に収納できる。

また、直感的な操作が可能な12.3インチのデジタルディスプレイに加えて、室内に最大4つのUSBタイプCポートや、前方センターコンソールにワイヤレス充電器を装備(※グレード別設定)。Android AutoとApple CarPlayの両方に対応しているほか、SRプレミアムパッケージには、Bose パーソナルプラス 10スピーカー オーディオシステムが搭載され、鮮明で臨場感あるサウンドを楽しめる。また、運転席だけでなく、助手席にもヘッドレスト スピーカーを追加した。

さらに、さまざまな運転支援機能や安全装備も充実させている。全方位運転支援システム(セーフティシールド360)が全モデルに標準装備され、歩行者検知機能付きエマージェンシーブレーキ、BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)、LDP(車線逸脱防止支援システム)、ハイビームアシストも搭載。

そして、最上級グレードの「SR」には北米仕様のキックスとしては初のプロパイロット(北米名:ProPILOT Assist)を採用し、高速道路での疲労を軽減する。この他、タイヤ空気圧警報システム、車内の忘れ物を知らせるリアドアアラート、インテリジェントDA(ふらつき警報)などの運転支援機能も標準装備する。

ここで紹介しているのは北米仕様のキックスについてだが、日本仕様も遠くない将来には新型にフルモデルチェンジされるはず。日産からは日本仕様に関してはアナウンスはされていないが、おそらくパワートレーンは現行型同様にe-POWERが採用されるだろう。群雄割拠の戦国時代?が続いて人気を集めている日本のコンパクト クロスオーバーSUV市場だが、新型キックスが参入すれば、さらに活況を呈することは間違いなさそうだ。

画像: すっきりとしたボディ上部と、ワイドに張り出されたスクエアな形状のフェンダーの対比が特徴的だ。

すっきりとしたボディ上部と、ワイドに張り出されたスクエアな形状のフェンダーの対比が特徴的だ。

日産 キックス SR(北米仕様・FWD)主要諸元 (※数値は編集部換算値)

●全長×全幅×全高:4366×1800×1630mm
●ホイールベース:2657mm
●車両重量:1379kg
●エンジン:直4 DOHC
●総排気量:1997cc
●最高出力:141ps/6000rpm
●最大トルク:190Nm/4000rpm
●トランスミッション:エクストロニックCVT
●駆動方式:横置きFF
●燃料タンク容量:47L
●タイヤサイズ:215/60R17(オールシーズン)

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