BEVスポーツモデルのIONIQ 5 Nをさらに磨き上げた
![画像: ベース車よりもフェンダーは大きく外へ張り出している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/04/01/5142a82783171efb3df112440e14b1dec054b6d8.jpg)
ベース車よりもフェンダーは大きく外へ張り出している。
「IONIQ 5 N eN1 Cup(アイオニックファイブN eN1カップ)カー」は、IONIQ 5のハイパフォーマンスBEVであるIONIQ 5 Nをベースに開発されたフル電動レーシングカーです。
パワーエレクトロニクス(PE)システムは量産型のIONIQ 5 Nと同じく、強力なパワートレーンと大容量のバッテリーが搭載されています。
![画像: 「IONIQ 5 N eN1 Cupカー」のベースとなったIONIQ 5 N。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/04/01/6db132c5b849bac3695491712ddf1748e06122ae.jpg)
「IONIQ 5 N eN1 Cupカー」のベースとなったIONIQ 5 N。
ちなみにベース車のIONIQ 5 Nは、日本では2023年のラリージャパンで初公開され注目を集めたスポーツBEVです。IONIQ 5をベースに車高を20mmダウン、275/35R21というタイヤを装着するために全幅を50mm拡幅したほか、全長も50mm拡大されています。さらに空力パーツの追加や最高出力478kW(650ps)/最大トルク740Nmというハイパワー化にも耐えられるようにシャシの溶接と接着を42カ所も増やすなどの強化が図られたモデルです。
![画像: ダウンフォースを高める効果があるフロントバンパーの形状もベース車とは大きく異なる。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/04/01/2e6a8368f051171e6b01c35d729be76e54221894.jpg)
ダウンフォースを高める効果があるフロントバンパーの形状もベース車とは大きく異なる。
しかし「IONIQ 5 N eN1 Cupカー」ではボディはリデザインされています。オーバーフェンダーは低くワイドになり、ハンドリング改善のためにホイールの軌道を拡大。フロントリップとリアウィングからのダウンフォースを増やし、空力性能を向上させています。
さらに重量削減のために部品点数を減らしたほか、鍛造ホイールやFRPボンネット、ポリカーボネートウィンドウが採用されています。
![画像: 大きなリアウイングを装備。リアバンパー下部は空力性能向上のためにディフューザー形状を採用。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/04/01/114211137878da5feb392fa3dda6a98bac39e069.jpg)
大きなリアウイングを装備。リアバンパー下部は空力性能向上のためにディフューザー形状を採用。