2024年5月16日、モーガン モーターカンパニーとピニンファリーナは、コーチビルドの祭典「ミッドサマー(Midsummer)」を開催。これを記念した特別プロジェクトとして、両社によるコラボレーション モデル「ミッドサマー」を50台限定で生産。2024年7月に開催されるグッドウッド フェスティバル of スピードで初公開される。
BMW製の直6ターボエンジンと8速ATを搭載
コクピットに収まると、長いボンネットから視線がフロントウイングのピークに向かい、前輪の位置は分かりやすい。しかもピニンファリーナはボンネット手前に縦方向に配されたルーバーを「ピアノキー」と再解釈した。これはデザイン上の美しさだけでなく、エンジンルームから空気を排出する機能的な役割も果たしている。
オフホワイトのアナログメーターは特別にデザインされ、電子制御は全面的に見直された。ステアリングホイールも鍛造アルミニウムのセンターを備えたものとなり、ゼンハイザーのオーディオシステムも装備されている。
じつはミッドサマーのベース車となっているのはプラスシックスだ。したがってCX世代の接着アルミニウム プラットフォームを採用し、パワートレーンにはBMW製の3L 直6ターボエンジンと8速ATが組み合わされている。ただし、パワースペックは公表されていない。目標乾燥重量は、わずか1000kgだ。
モーガンとピニンファリーナのコラボレーションモデル「ミッドサマー」は50台のみが限定生産される。しかも、この50台は既に売約済みであるという。生産はモーガン創立115周年にあたる2024年に開始され、2025年中には終了する予定だ。はたして、日本には何台のミッドサマーがやって来るのだろうか?