2024年5月22日、メルセデスAMGはF1モナコGPの会場で「ピュアスピード(Pure Speed)コンセプト」なるオープン2シーターをお披露目した。これは、メルセデス・ベンツが以前に発表した新たなラグジュアリーブランド「ミトス」の第1弾モデルとして発表される予定だ。

ハイパーカーのメルセデスAMG ONEもインスパイア

画像: ボンネットは長く、シャークノーズ(サメの鼻)と呼ばれる低いフロントエンドも特徴的だ。

ボンネットは長く、シャークノーズ(サメの鼻)と呼ばれる低いフロントエンドも特徴的だ。

きわめて低いシルエットのデザインは、ハイパーカーのメルセデスAMG ワン(ONE)に触発されたものだ。ボディ下部の鋭くカットされたカーボンファイバー製パーツは、ボディ上部の官能的で丸みを帯びた形状と強いコントラストをなしている。

ボンネットは長く、シャークノーズ(サメの鼻)と呼ばれる低いフロントエンドも特徴的だ。フロントまわりの雰囲気はメルセデスAMG ONEに似ているが、さらに空力的に最適化されたボンネットやエアアウトレットが備わる。ホイールの前後にはカーボンファイバー製のクラッディングが装着され、ブレーキ冷却効果や空力効果を高めている。

ピュアスピードのディテールには、モータースポーツで活躍したメルセデス車へのオマージュが見て取れる。シート後方の二つのフライングバットレス(飛び梁)は、1955年のミッレミリアでスターリング・モスらが優勝した300SLRなどを彷彿とさせる。レッドからブラックのAMGパターンのグラファイトグレーへのカラーグラデーションは、1924年のタルガ・フローリオで優勝したメルセデス車のカラーリングをイメージ。ピュアスピードに付けられたゼッケン「10」は、その優勝車から引き継がれている。

メルセデスAMG(ミトス)ピュアスピードの市販モデルは250台限定ということは公表されているが、その詳細や発表時期などは、まだアナウンスされていない。もちろん、日本に何台やって来るかも分からないが、クルマ好きであれば、ぜひ一度は実車を見てみたいものだ。

画像: シート後方の二つのフライングバットレス(飛び梁)は、1955年のミッレミリアでスターリング・モスらが優勝した300SLRなどを彷彿とさせる。

シート後方の二つのフライングバットレス(飛び梁)は、1955年のミッレミリアでスターリング・モスらが優勝した300SLRなどを彷彿とさせる。

This article is a sponsored article by
''.