2024年5月28日(ドイツ現地時間)、ポルシェAGはマイナーチェンジでアップグレードした911カレラおよび911カレラGTSを発表。ポルシェジャパンでは5月29日より予約受注を開始した。

エクステリアもアップグレード。2シーターを標準化

画像: GTSのインパネ。メーターパネルは911では初めてフルデジタル化された。

GTSのインパネ。メーターパネルは911では初めてフルデジタル化された。

再設計された円弧と「PORSCHE」ロゴを統合したライトストリップのデザインは、911のリアエンドをより深く、より広く見せる。各サイド5枚のフィンを備えたリアグリルは、リアウインドーに接続し、下の格納式スポイラーに溶け込むグラフィックユニットを形成している。また、ナンバープレートの位置を高めに設定し、すっきりとした構造のリアバンパーを採用した。専用のエグゾーストシステムは、目立つディフューザーフィンにエレガントに組み込まれている。エアロキットもオプション設定されている。

アップグレードされた911のクーペは2シーター化され、追加料金なしで2+2シートの装着も可能だ。コクピットでは、ドライバーを中心とした直感的で素早い操作に重点を置いている。重要なコントロールエレメントはステアリングホイール上またはステアリングホイールの周囲に直接配置される。ここには、標準装備のドライビングモードスイッチ、改良されたドライバーアシスタンスレバー、そして911では初となるスタートボタン(もちろんステアリングホイールの左側)が含まれる。

メーターパネルは911では初めてフルデジタル化された。12.6インチの曲面ディスプレイは、新しいコントロールとディスプレイのコンセプトにエレガントに適合し、幅広いカスタマイズが可能だ。タコメーターを中央に配した伝統的なポルシェの5連メーターにインスパイアされた独自のクラシックディスプレイを含む、最大7種類の表示が可能だ。

画像: 911では初となるスタートボタンは、ポルシェの伝統にしたがってステアリングホイールの左側に配置される。

911では初となるスタートボタンは、ポルシェの伝統にしたがってステアリングホイールの左側に配置される。

ポルシェ コミュニケーション マネジメント(PCM)システムは、10.9インチの高解像度センターディスプレイで操作し、ドライビングモードのカスタマイズ性やドライバーアシスタンスシステムの操作性が大幅に改善された。新しいコネクティビティ機能も装備された。アップル カープレイにも対応し、必要に応じてメーターパネルに情報を表示し、シリ 音声アシスタントなどを介してアップル エコシステムで車両機能を直接操作することができる。

また今回初めて、駐車中のビデオストリーミングもオプションで利用できるようになった。さまざまなアプリを、スマートフォンを接続しなくてもPCMのネイティブアプリとして使用できる。

日本仕様の車両価格(税込)は、カレラが911カレラの1694万円から911カレラカブリオレの1943万円、GTSが911カレラGTSの2254万円から911タルガ4GTSの2615万円となっている。いずれも、トランスミッションは8速PDK(DCT)のみ、ハンドル位置は左右とも選べる。

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