ぜひとも日本にも導入して欲しいところだが・・・
フロントまわりには独特の個性があり、コンパクトだがボリューム感がある。直交線を多用して、スクエアメッシュの黒いアッパーグリルからヘッドランプまで、ピクセル風にデザインされている。バンパー下部にはSUV風のスキッドプレートも備わる。オパールキューブで構成されたヘッドランプは、フィアットのリンゴット工場のファサード(正面窓)のようだ。ヘッドランプと並んだデイタイムランニングランプはウインカーにもなる。
ダイナミックなキャビンとグラスエリアがもたらすグランデパンダのシルエットは、1980年代に人気を博した初代パンダを彷彿とさせる。ウエッジシェイプは、ルーフラックによって強調され、ドア下側には、「PANDA」の車名が3次元でプリントされている。
リアまわりも直線基調で、がっちりしたCピラー、「FIAT」の文字が刻まれたテールゲート、黒いガーニッシュに付けられた「PANDA」のロゴなどが特徴的だ。そして、未来的なスタイルと1980年代の幾何学的なデザインを融合するかのように、17インチのダイヤモンドカット アロイホイールはユニークなXデザインを採用している。
グランデパンダは、まずはヨーロッパ、中東、アフリカに導入される。フィアットでは、このグランデパンダに続き、2027年までに毎年ニューモデルを発表する予定だ。また、このグランデパンダは、フィアットがローカルベースの生産ではなく、世界共通のグローバル プラットフォームを採用してグローバルオファーへの移行を開始するため、さまざまなパワーユニットを搭載可能なマルチエネルギー プラットフォームに基づく、新しいグローバル ラインナップの最初のモデルになる。
初代パンダが人気を集めた日本市場に、このグランデパンダが導入されるかは未定だが、日本にやって来れば注目を集めることは間違いなさそうだ。