アルピーヌは2024年6月13日、ル・マン24時間レースの会場で、同ブランド初の電動モデル「アルピーヌ A290」を発表した。3人乗りのコンセプトカーに対して市販型は5ドア化され、実用性とともに刺激的な走りを実現したホットハッチとして完成されている。

日本市場への導入も検討。ライバルはアバルト500eか!?

画像: BEVでも走りはアルピーヌらしさ全開。

BEVでも走りはアルピーヌらしさ全開。

A290にはAmpR Smallプラットフォームと呼ばれるをBEV専用のプラットフォームをベースに、バッテリー容量は52kWhのリチウムイオン電池を搭載している。(※航続距離は非公表)

ちなみにこのバッテリーは重心を下げてくれるほか、前後重量バランスを最適化。さらにシャシ剛性のアップにも貢献しているという。こうした工夫によりハンドリングにもいい効果をもたらすということで、アルピーヌらしい俊敏で軽快なドライビングが楽しめることだろう。

コクピットはブルーを基調にしており、スポーティかつ機能的にデザインされている。最新のBEVらしく大きなパネルが運転席の前に備え、さらに中央にはドライバーに向かって角度が付けられた10.1インチのタッチパネルを配置しており、エアコンの温度調整などもここで行うことができる。

画像: 機能的かつスポーティなコクピット。

機能的かつスポーティなコクピット。

シフト操作はセンター下側に「D(ドライブ)/N(ニュートラル)/R(リバース)」のボタンを備えているが、これはA110のデザインにインスパイアされている。

インテリアにはシートやコンソール、ドアなどにナッパレザー素材が各所に使われており、コンパクトカーのクラスを超えた高級感も漂わせる。

画像: モーターの出力違いで、いくつかのグレードが設定されるようだ。

モーターの出力違いで、いくつかのグレードが設定されるようだ。

A290は2025年夏からフランスで生産を開始する予定で、アルピーヌジャパンは日本への導入を検討していることが公表された。BEVのホットハッチといえばアバルト500eがライバルとなりそうだが、5ドアのA290の方が使い勝手が良さそうで、日本ウケしそうだ。

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