ピレリの分析「ミディアムとハード タイヤを走らせる2ストップが最速」
昨年2023年のオーストリアGPもスプリントフォーマットで開催されたが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは予選、スプリントを圧倒的なペース差で制覇すると、決勝ではピットインのタイミングで一時トップの座をカルロス・サインツ(フェラーリ)に奪われたものの、すぐさま首位を奪い返すと、あっという間に2位以下に20秒以上のリードを築き上げ、ファステストラップも獲得する完全勝利を飾った。
昨年のこの時期のフェルスタッペンは手が付けられないほどの速さを見せていた。
【参考】2023年F1第10戦オーストリアGPスプリント 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 24周[8]
2位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+21.048s[7]
3位 55 C.サインツ(フェラーリ) +23.088s[6]
4位18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス) +29.703s[5]
5位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+30.109s[4]
6位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+31.297s[3]
7位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)+36.602s[2]
8位 63 G.ラッセル(メルセデス)+36.611s[1]
9位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) +38.608s
10位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+46.375
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16位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+64.822s
17位 21 N.デフリース(アルファタウリ・ホンダRBPT)+65.617s
※[ ]=獲得ポイント
【参考】2023年F1第10戦オーストリアGP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 71周[25
]2位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+5.155s[18]
3位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+17.188s[15]
4位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+26.327s [12]
5位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+30.317s[10]
6位 55 C.サインツ(フェラーリ) +31.377s[8]
7位 63 G.ラッセル(メルセデス) +48.403s[6]
8位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +49.196s[4]
9位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+59.043s [2]
10位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+67.667s[1]
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17位 21 N.デフリース(アルファタウリ・ホンダRBPT)+1周
19位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+1周
ファステストラップ 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) [1]
※[ ]=獲得ポイント
タイヤを供給するピレリは「レッドブルリンクの路面はかなり古く、摩耗性も高いものの、タイヤにかかる横方向の力は大きくなく、全体的な摩耗は非常に限られています。そのため、オーストラリアGPには最も柔らかい3つのコンパウンドを選択しました。つまり、ハード=C3、ミディアム=C4、ソフト=C5です。低速コーナーからのトラクションとブレーキング時の安定性は、このトラックで競争力を発揮するための重要な要素となります。また、タイヤが過熱すると最初と最後のセクターで他の車からの攻撃をかわすのが難しくなるのでタイヤの温度を管理することも重要なります。このグランプリでは、ミディアムとハード タイヤを走らせる2ストップが最速の戦略となると予測されます」と分析している。
今年のオーストリアGPのもうひとつの注目点は、前戦スペインGPから連戦となること、暑さの厳しい時期にさしかかること、そしてグランプリがスプリントフォーマットで行われること。チームは多忙を極めるだけに、現場の総合力が問われることになる。
第11戦オーストリアGPは6月28日12時30分(日本時間19時30分)から始まるフリー走行で開幕、スプリントは6月29日12時(日本時間19時)、決勝は6月23日15時(日本時間22時)にスタートする。
2024年F1第11戦オーストリアGP タイムスケジュール
フリー走行1回目:6月28日12時30分〜13時30分(日本時間19時30分〜20時30分)
スプリント予選:6月28日16時30分〜17時14分(日本時間23時30分〜24時14分)
スプリント(24周):6月29日12時〜13時(日本時間19時〜20時)
予選:6月29日16時〜17時(日本時間23時〜24時)
決勝(71周):6月30日15時〜(日本時間22時〜)