システム最大トルクはなんと1000Nm!
ベースモデルとなるBMW 5シリーズツーリングは、日本では2024年7月に登場したばかり。そのハイパフォーマンスモデルとなるM5ツーリングが、いち早く本国で発表となった。
![画像: キドニーグリルのフレームを光で浮かび上がらせるBMWキドニーグリル「アイコニックグロー」を採用。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/08/20/f272ec9e3b13c4df6ba37ef52247f1fa7e68efbf_xlarge.jpg)
キドニーグリルのフレームを光で浮かび上がらせるBMWキドニーグリル「アイコニックグロー」を採用。
M5にはE61(2004-2010年)以降、しばらくツーリング(ワゴン)の設定がなかったが、新型M5にはセダンに続き早々にツーリングが設定されたことになる。
新型M5ツーリングはV8エンジンをモーターでブーストするMハイブリッドドライブシステムで駆動する現行BMW Mモデルでは3代目となる。エンジンとモーターのシステム総出力は727ps、システム総トルクは1000Nmを発生する。
このエンジンとモーターに8速MステップトロニックトランスミッションとM xDRIVE全輪駆動システムを組み合わせ、0→100km/h加速性能は3.6秒を誇り、その優れた動力性能はMモデルならではのものだ。
![画像: V型8気筒 M ツインパワーターボガソリンエンジンとモーター、2つの駆動システムの連携によってシステム最高出力は727ps、システム最大トルクは1000Nmを発生する。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/08/20/61536140f260b032af4d140e091d4aada0e79f0c_xlarge.jpg)
V型8気筒 M ツインパワーターボガソリンエンジンとモーター、2つの駆動システムの連携によってシステム最高出力は727ps、システム最大トルクは1000Nmを発生する。
パワートレーンをもう少し詳しく見よう。Mハイブリッドドライブシステムは、4.4L V8エンジンと8 速 Mステップトロニックトランスミッションに統合されたモーターを組み合わせている。この内燃エンジンは最高出力430kW/585ps、最大トルク750Nmを発生する。
モーターは最新の第5世代BMW eDriveテクノロジーを採用し、最高出力145kW/197psを発生する。公称トルクは280Nmとなるが、BMWが特許を取得したプレギアリングステージの助けを借りて、トランスミッション入力時の有効トルクは450Nmに増加する。
標準の最高速度250km/hはオプションのMドライバーズパッケージを選択することで、305km/hまで引き上げることができる。
![画像: ボディサイズは全長5096mm、全幅1970mm、全高1516mmとなる(いずれもヨーロッパ仕様車暫定値〔参考値〕)。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/08/20/fc6b5b5014bff8a366fe6c2de706ce79d7434529_xlarge.jpg)
ボディサイズは全長5096mm、全幅1970mm、全高1516mmとなる(いずれもヨーロッパ仕様車暫定値〔参考値〕)。
新型BMW M5ツーリングの高電圧バッテリーは、18.6kWhの電力量を誇り、WLTPサイクルでは61~67kmの航続距離を誇る。モーターのみの最高速度は140km/hに到達し、エンジンに頼らなくても必要十分なパフォーマンスを見せる。
M xDrive全輪駆動システムは、リア アクスルの電子制御式アクティブMディファレンシャルと組み合わせ、Mハイブリッド駆動システムのパフォーマンス特性に合わせて調整されている。
Mセットアップメニューを使用すれば、4WDスポーツモードを選択することができる。このモードではM xDRIVEシステムがリア重視の設定なる。また、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)をオフにして2WDモード(後輪駆動)を選択すると、ドリフトを楽しむことができる。
![画像: パワートレーンだけでなく、サスペンション、トランスミッション、ステアリング、ブレーキに至るまで、先進を極めたコンポーネントの完璧な連携によって、圧倒的なパフォーマンスを発揮する。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/08/20/b6e44c2704512fd00f268400e13afd5d52e07459_xlarge.jpg)
パワートレーンだけでなく、サスペンション、トランスミッション、ステアリング、ブレーキに至るまで、先進を極めたコンポーネントの完璧な連携によって、圧倒的なパフォーマンスを発揮する。
サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リアが5リンクを採用している。標準仕様では、電子制御ダンパーとインテグラルアクティブステアリングをアダプティブMサスペンションが含まれている。
これらのサスペンションシステムにはM固有のチューニングが施され、各ダンパーの個別の調整機能により、ダイナミック性能と乗り心地をバランスさせている。
また、標準装備のMコンパウンドブレーキは、強力な制動力を発揮する。オプションのMカーボンセラミックブレーキと同様に、ペダルの感触と応答性を2段階で調整できるブレーキスステムが組み合わされている。
![画像: オプションとなるMカーボンセラミックブレーキは、耐摩耗性および耐フェード性に優れ、優れたブレーキング性能を発揮。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/08/20/387aa7b8cebfbb43285e7f8d051b43292941ecdb_xlarge.jpg)
オプションとなるMカーボンセラミックブレーキは、耐摩耗性および耐フェード性に優れ、優れたブレーキング性能を発揮。
スポーティ&ラグジュアリーなコクピットが全身を包み込む
ドライバー重視のコクピットは、新設計のMレザーステアリングホイール、Mマルチファンクションシート、BMWカーブドディスプレイのM専用表示、標準装備のBMWヘッドアップディスプレイを備え、本格的なレーシングカーの雰囲気を醸し出している。
さらにメリノレザートリム、BMWインタラクションバー、4ゾーンオートエアコン、ウェルカムアニメーション付きM専用インテリア照明、Bowers&Wilkinsサラウンドサウンドシステムが、車内に高級感と特別感を演出している。
![画像: メーターパネルやディスプレイの背景までMカラーで彩られたコクピットは情熱的だ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/08/20/be7d07356c5d58e5174640bd090e22eada81818b_xlarge.jpg)
メーターパネルやディスプレイの背景までMカラーで彩られたコクピットは情熱的だ。
ラゲッジルームに目を向けると、その積載容量は500Lからリアシートを折りたためば最大1630Lまで拡大することができる。また、オプションのトレーラーカップリングの最大トレーラー積載量は2000kgとなる。
![画像: ワゴンとしての使い勝手の良さもしっかり考慮されている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/08/20/b1fc6323dd078ac5558b22e2773602871a972083_xlarge.jpg)
ワゴンとしての使い勝手の良さもしっかり考慮されている。
新型BMW M5ツーリングはすでにBMWジャパンのホームページでも公開されている。本国では2024年11月に市場投入されることが公開されているが、日本での発売時期、価格については公開されていない。
https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/m5-series/bmw-m5-touring.html