ロールス・ロイスの顧客平均年齢を引き下げたカリナン
![画像: 垂直性のあるデザインのデイタイム ランニングランプや、写真では分かりにくいが照明付きのパンテオングリルなどを採用してフロントマスクのイメージを一新した。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/08/29/f727cbb063d1850b42f51171a17498030f451b1d_xlarge.jpg)
垂直性のあるデザインのデイタイム ランニングランプや、写真では分かりにくいが照明付きのパンテオングリルなどを採用してフロントマスクのイメージを一新した。
カリナンは、ロールス・ロイス初のSUVとして2018年に発表された。その登場は、ロールス・ロイスならではのスーパーラグジュアリーを再定義した。カリナンの登場時は自分で運転するオーナーは70%未満だったが、現在ではほとんどのオーナーが自分で運転し、運転手を利用する人は10%以下だという。また、ロールス・ロイスの顧客平均年齢も2010年は56歳だったが、現在は43歳に引き下げられた。
さて、シリーズIIとなったカリナンは従来型の本質的な要素を忠実に受け継ぎながら、変遷するラグジュアリーのコードと進化するオーナーの利用パターンを反映している。つまり、都市集中的な生活や、より若々しく自分で運転するオーナーが増えることで、さらに大胆な表現力や最新テクノロジーの綿密な融合、新しい素材、そして現代的な工芸技法を取り入れた。
エクステリアでは、グラフィカルで垂直性のあるデザインのデイタイム ランニングランプが特徴的だ。このデザインは、カリナンが駆け抜ける大都市のライトアップされた摩天楼をインスパイアしている。ロールス・ロイスの伝統であるパンテオングリルは照明付きのイルミネーテッドグリルとなった。バンパーのラインはデイタイムランニングランプの下からクルマの中心に向かって「V」を描き、現代のスポーツヨットの船首を彷彿とさせる。
ボディサイドでは、サーフェシングにさらなる変化が加えられた。リアでは、エクゾーストサラウンドはポリッシュ仕上げのステンレス製でボディと同一平面上に収められ、エキゾーストとの間を走るブラッシュ仕上げのステンレス製保護プレートが引き締めている。
![画像: リアビューではエキゾーストエンドまわりのステンレス製パーツが目をひく。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/08/29/aaf13ef50d5cc7b6b10ee0baf8e1beccb9125876_xlarge.jpg)
リアビューではエキゾーストエンドまわりのステンレス製パーツが目をひく。