「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、スバル エクシーガだ。

軽快に加速する新エンジン。アイサイトも、さすが!

画像: サスペンションとシャシの改良で、乗り心地の良さと走りの良さを高次元で両立。直進安性性も大きく向上した。

サスペンションとシャシの改良で、乗り心地の良さと走りの良さを高次元で両立。直進安性性も大きく向上した。

2.5Lモデルでは、エンジンやミッションもレガシィと共通の新しいものとなった。FB25型と呼ばれる新世代のボクサーエンジンは、低中回転域での力強いトルクにより、クルマの重さを感じさせず、低速域からスッと立ち上がる扱いやすさが持ち味。ミニバンとしての積載増にも十分応えてくれる粘り強さによって、使い勝手の幅が大きく広がった。また、アイドリングストップ機能も搭載し、JC08モード燃費で13.2km/Lと新燃費基準をクリアした。

今回の試乗では、2.5LのNA車と2.0Lのターボ車に設定された、アイサイト ver.2をテストコースで試すことができた。スバルのミニバンとしては初採用となるが、7人フル乗車で衝突回避のテストを行った。車速が30km/hからの自動ブレーキも自然で、障害物の手前でピタリと止まることができた。

見た目の変更点は少ないものの、走りの質は大幅に進化したエクシーガ。アイサイトを試す程度の走りでもその差はわかるはず。今までのミニバンに飽き足らないなら、スバル唯一のミニバンであるエクシーガに一度試乗してみることをオススメする。

画像: レガシィに採用されている2.5Lの新世代ボクサーエンジン(FB25型)を搭載。低中回転域から力強いトルクを発揮する。

レガシィに採用されている2.5Lの新世代ボクサーエンジン(FB25型)を搭載。低中回転域から力強いトルクを発揮する。

スバル エクシーガ 2.5i アイサイト 主要諸元

●全長×全幅×全高:4740×1775×1660mm
●ホイールベース:2750mm
●車両重量:1570kg
●エンジン:水平対向4 DOHC
●総排気量:2498cc
●最高出力:127kW(173ps)/5600rpm
●最大トルク:235Nm(24.0㎏m)/4100rpm
●トランスミッション:リニアトロニックCVT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・65L
●JC08モード燃費:13.2km/L
●タイヤサイズ:215/50R17
●当時の車両価格(税込):252万円

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