「スーパーカー」は、スーパースポーツカーだけではない。ひとことで表せば、「夢を与えてくれるような存在」だ。ここでは、国内外のそんな魅力あるモデルたちを簡単に紹介していこう。今回は、ロータス エミーラ(EMIRA)だ。
内燃エンジンを搭載した最後のロータス車
ロータスは、このエミーラを最後の内燃エンジン搭載車として、以降はBEVのみを生産する。ミッドシップ スポーツカーらしいエミーラのスタイリングは、BEVハイパーカー「エヴァイヤ」の影響も受けている。インテリアは、12.3インチのTFTディスプレイ メーターパネルやセンターダッシュの10.25インチ タッチスクリーンなど、現代のスーパースポーツカーらしいものだ。
パワートレーンは、エキシージやエヴォーラにも搭載されてきたトヨタ製3.5L V6+スーパーチャージャーと、メルセデスAMG製の2L 直4+ターボの2種。V6は6速MTと6速AT、直4は8速DCTと組み合わされる。パワースペックは、V6が最高出力405psと最大トルク420Nmを、そして直4はロータスの4気筒としては史上最強の365psと430Nmを発生する。
ロータス エミーラ ファーストエディション 主要諸元
●全長:4413mm
●全幅:1895mm
●全高:1226mm
●ホイールベース:2575mm
●車両重量(DIN):1446kg
●駆動方式:横置きミッドシップRWD
●エンジン:2.0L 直4 DOHCターボ
●最高出力:365ps/6600rpm
●最大トルク:430Nm/3000-5500rpm
●トランスミッション:8速DCT
●0→100km/h加速:4.4秒
●最高速:290km/h
●車両価格(税込):1661万円