2024年10月1日(フランス現地時間)、ルノーは10月14日から開催されるパリ モーターショーで発表する「4(キャトル)E-TECH(イーテック)エレクトリック」の外観ディテールの画像を公開した。

800万台以上が生産された1960年代の名車をオマージュ

最近のルノーは、ルノー5(サンク)エスタフェットなど、往年の名車をオマージュしたBEV(バッテリー電気自動車)を発表しているが、この4 Eテック エレクトリック(以下、4 Eテック)も、そうした一連のシリーズの新作と思われる。

画像: 1961年に登場した、ルノー4(キャトル)。写真は前期型。

1961年に登場した、ルノー4(キャトル)。写真は前期型。

1961年に登場したルノー4(キャトル)は、同社初のフロントエンジン搭載のファミリーカーで、トランスミッションの出っ張りがないため床はフラットだった。平日でも週末でも、通勤用でもレジャー用でも、都会でも田舎でも、走りまわるのに最適な、広々としてウイットのあるクルマだった。当時の需要とマッチしたルノー4は大ヒットモデルとなり、100カ国以上で人々に選ばれ、生産台数は800万台を超えた。

4 Eテックは、初代4と同様に多用途で、現代にふさわしいバッテリー電気自動車として登場した。全長は4.14mで、ルノー5の3.92mより少し長いが同じAmpR スモール プラットフォームを採用しているBセグメント車だ。クラストップレベルの広い室内空間と、妥協のない機敏性や快適性を実現するように設計されている。現段階では4 Eテックの全体像は公開されていないが、ディテールの写真を紹介しておこう。

フロントグリル

4 Eテックは、イルミネーション付きのダイアモンド エンブレムを備えた最初のルノー車となる。ヘッドランプは丸型LEDのようだ。

画像1: 800万台以上が生産された1960年代の名車をオマージュ

「4」ロゴ

テールゲートには車名を表す「4」のロゴが柔らかいタッチのエンブレムで付けられている。

画像2: 800万台以上が生産された1960年代の名車をオマージュ

テールランプ

初代4は3分割タイプの縦型テールランプを採用していたが、4 Eテックもそれを踏襲している。グロスブラックの輪郭が洗練さを加えている。

画像3: 800万台以上が生産された1960年代の名車をオマージュ

クオーターウインドー

リアフェンダー上のクオーターウインドーは台形で、これは初代4を踏襲している。

画像4: 800万台以上が生産された1960年代の名車をオマージュ

ドア下部のライン

ドア下部には、ボディから伸びる3本の立体的なラインが入る。これは初代4後期型のプラスティック シールドを彷彿とさせる。

画像5: 800万台以上が生産された1960年代の名車をオマージュ

リアスポイラー

初代4のテールエンドにはこのようなリアスポイラーは装着されていなかったが、4 Eテックのシルエットをスポーティなイメージにまとめている。

画像6: 800万台以上が生産された1960年代の名車をオマージュ

テールゲート

テールゲートの角度も初代4を彷彿とさせる。かなり低い位置から開くのも、初代4と同様だ。

画像7: 800万台以上が生産された1960年代の名車をオマージュ

バンパー

さすがに1960年代のようなクロームメッキバンパーは採用していないが、当時のゴム製オーバーライダーを彷彿とさせるパーツを装着している。

画像8: 800万台以上が生産された1960年代の名車をオマージュ

開閉式ファブリックルーフ

初代4にも設定されていた、開閉可能なファブリックルーフを採用。開口部は大きく、解放感は比類のないものだ。

画像9: 800万台以上が生産された1960年代の名車をオマージュ

ルノー4 Eテック エレクトリックの全貌は、パリ モーターショーでの発表を待つことにしよう。なお、このクルマは単なるコンセプトカーではなく、フランスのモブージュ工場で生産され、2025年には販売される予定だという。

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