ホンダは2024年9月13日にシビックの改良モデルを発表したが、発表から約1カ月後の10月20日時点で累計受注台数が約3000台となり、月間販売計画(500台/月)の約6倍となる好調な立ち上がりとなった。
「RS」は20代の顧客を中心に多くの支持を獲得
前述のようにシビック改良モデルの累計受注台数が10月20日時点で約3000台となったが、その7割を占める約2000台が、新たに設定した6速MT専用グレード「RS」となっている。では、シビック改良モデルの受注状況を見ていこう。
購入層は、先代シビックからの買い替えユーザーが最も多く、年代については、RSは20代、e:HEVは50代の顧客を中心に購入されている。
ユーザーが評価している点は、
●ガソリンモデル/e:HEVモデルに共通する、爽快でスポーティな走り
●RS専用の軽量フライホイールやレブマッチシステム、足まわり設計が実現する、RSならではの軽快でクルマと一体感のある走り
●Google 搭載 9インチ ホンダコネクト ディスプレイ(全グレード標準装備)
●e:HEVモデルに新たに追加したグレー内装、e:HEV EXに設定した電動パノラミックサンルーフ
●安全運転支援システム「ホンダ センシング」の性能進化
などが挙げられている。
グレード別構成比は、以下のとおり。
ガソリン LX:2%
ガソリン EX:5%
ガソリン RS:67%
e:HEV LX:7%
e:HEV EX:19%
トランスミッション別構成は、以下のとおり。
ガソリン 6速MT:67%
ガソリン CVT:7%
e:HEV e-CVT:26%
人気カラーのトップ3は、以下のとおり。
1)プラチナホワイト パール:40%
2)クリスタルブラック パール:23%
3)ソニックグレー パール:17%
注目すべきは、20代を中心にRSの人気が高まっていること。「若者のクルマ離れ」と言われる昨今だが、若者が望むクルマをつくれば売れることを、シビックRSは示しているようだ。