ベントレーは2024年10月、新型コンチネンタルGTの国際試乗会を開催しました。試乗車両には、サスティナビリティに対する取り組みの一環として、カーボンニュートラル燃料「eフューエル」を使用。宿泊するホテルや渡欧に使う航空機などに関しても徹底してCO2削減に取り組むことで、かつてない「持続可能性」を証明したのでした。

ウルトラハイパフォーマンスハイブリッドの「可能性」が見えた

新型コンチネンタルGTスピードは、ベントレー史上最もパワフルなロードゴーイングモデルとして誕生しました。搭載されるウルトラパフォーマンスハイブリッドパワートレインは、最高出力782PS、最大トルク1000Nmを発生、従来のW12搭載モデルよりも優れた動力性能を達成しながら、CO2排出量は29g/kmと大幅に減少しています。

画像: 第4世代のコンチネンタルGTスピードは、CO2排出量29g/km、mpg217マイルで認証を受けている。

第4世代のコンチネンタルGTスピードは、CO2排出量29g/km、mpg217マイルで認証を受けている。

試乗会で採用されたeフューエルは、純粋に再生可能エネルギーから得られる水素と、周囲の空気からろ過できるCO₂(二酸化炭素)から製造されたものです。ポルシェがチリの事業会社HIFとともに展開するハル・オニ パイロットプラントから供給。eフューエル3:普通ガソリン1の割合でブレンドされた燃料が、試乗車に給油されました。

新しい第4世代コンチネンタルGTのウルトラパフォーマンスハイブリッドパワートレインとeフューエル、そしてホテルからの100%再生可能電力の供給によって、車両のCO2排出量はそれまでの試乗イベントの内訳よりも93%削減することができたそうです。

ドライブルートは、サステンパス、グリムゼルパス、ヌフェネンパス、ザンクトゴッタルドパスの4つの有名な峠を組み合わせたもの。イベントに参加した12台のコンチネンタルGTスピードは、7日間で約8,000マイル(約480km)を元気に走行しましたが、それでもゲスト1人あたりの全体的なカーボンインパクトは30%削減される計算になります。

画像: ドライブルートには全試乗車合わせて合計140万フィート(約430km)の登坂と、4500を越えるコーナーが含まれていた。

ドライブルートには全試乗車合わせて合計140万フィート(約430km)の登坂と、4500を越えるコーナーが含まれていた。

参加した面々は、ウルトラパフォーマンスハイブリッドパワートレーンの優れた動力性能を体験しただけでなく、新しい2チャンバーエアスプリングと新しいデュアルバルブダンパーの組み合わせ、ベントレーダイナミックライド(48Vアクティブアンチロールコントロール)、eLSD、トルクベクタリングを備えた新しいシャーシシステムがもたらす卓越したダイナミック性能にも、高い評価を送ったそうです。

ベントレーはあらゆる状況において、こうしたWell to Wheelにおけるサスティナビリティへの取り組みを加速させています。ハル・オニ パイロットプラントでは将来、年間10万リットルの生産を目指しているとのこと。

ガソリンに完全に変わるまでにはまだまだ道のりは遠いものの、クルマ文化のイメージリーダーとも言うべきブランドが先導するこうした「一歩」は、決して小さなものではないはずです。

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