ホンダが北米をマーケットに現地で生産するミッドサイズSUV「パスポート」が4代目へと進化。アグレッシブなフォルムをまとい、最低地上高の見直しやオフロード専用チューニングのサスペンションなどオフロード性能の向上がこれまで以上に高められている。
タフさを演出するエクステリア。先進技術が散りばめられたインテリア
ホンダの北米仕様(現地生産)ミッドサイズSUV「パスポート」にフルモデルチェンジが行われた。5年ぶりのことだ。
4代目となる新型「パスポート」は、開発コンセプトの「Born Wild(生まれながらの野生児)」が示すとおり、これまで以上にオフロードにこだわったモデルで、グレードは「RTL」「トレイルスポーツ」「トレイルスポーツ エリート」の3つの構成となる。
まずはエクステリアから見ていこう。力強いフロントグリルや、長いボンネット、アグレッシブなフードスクープががタフさを強烈にアピールしている。LEDデイタイムランニングライトは新たなシグネチャーで、「トレイルスポーツ」「トレイルスポーツ エリート」は琥珀色となる。フロントとテールゲートに配された「PASSPORT」の刻印も頼もしい。
インテリアは、10.2インチのマルチインフォメーションディスプレイと12.3インチのルタッチスクリーンがその存在感を示している。タッチスクリーンにはGoogleがビルトインされ、ワイヤレスApple CarPlayおよびAndroid Autoの互換性も有している。
乗り心地への配慮も忘れていない。前席に長時間のドライブで疲労感を軽減するボディスタビライジングシートが採用されるとともに、後席の足元スペースが広げられている。荷室も改善され、2列目シートを畳むとフルサイズの大人用マウンテンバイク2台を楽に積むことができる。