ホンダが北米をマーケットに現地で生産するミッドサイズSUV「パスポート」が4代目へと進化。アグレッシブなフォルムをまとい、最低地上高の見直しやオフロード専用チューニングのサスペンションなどオフロード性能の向上がこれまで以上に高められている。
期待が持てる新採用の4WD駆動システム。試してみたい「トレイルウオッチ」
搭載されるエンジンは新型V6 3.5Lで、最高出力285hpを発生する。組み合わされるトランスミッションは10速AT。駆動システムは2世代目なるi-VTM(4WD)で、滑りやすい路面やオフロードで最適なトルク配分を行なってくれるという。トランスミッション、駆動システムともに「パスポート」初採用となる。
サスペンションは、強力な鍛造スチール製サスペンションアームと頑丈な鋳鉄製ナックルで強化。リファインされたフロントのマクファーソン ストラットと新採用のリアのマルチリンク サスペンションとで、確かなハンドリング フィールと快適な乗り心地を約束してくれるという。
セーフティ面のカバーも充実した。「トレイルスポーツ エリート」には、4つのカメラでフロント、リア、サイド、360 度を映し出す「トレイルウオッチ」が標準で装備される。道なき道やブラインドコーナーでの不安解消に利するという。
なお、新型「パスポート」は2025年初頭から販売が開始され、価格は4万ドル(約624万円)台からとなる。
ホンダ パスポート トレイルスポーツ エリート主要諸元
●全長×全幅×全高:190.6×79.5×73.1in(約4841×2019×1857mm)
●ホイールベース:113.8in(約2891mm)
●エンジン:V6DOHC
●総排気量:3471cc
●最高出力:285hp/6100rpm
●最大トルク:262lb-ft(約355Nm)/5000rpm
●トランスミッション:10速AT
●駆動方式:4WD
●最低地上高:8.3in(約210mm)
●アプローチアングル:23.0度