マクラーレン有利だが、フェラーリの逆転タイトル獲得の可能性も
2024年はレッドブルがリードする形で始まったが、マクラーレンが台頭する一方で、フェラーリ、メルセデスも速さを見せるなど、グランプリごとサーキットごとでチーム間のバランスは微妙に変化し、予想のつかない興味深いシーズンとなった。
そんな中で、フェルスタッペンはできる限りのことをきっちりとミスなくやり遂げてドライバーズタイトルを獲得したが、レッドブルはコンストラクターズタイトル争いからは後退。タイトル争いはマクラーレンとフェラーリの2チームに絞られた。
前戦カタールGPでは、マクラーレンが3位と10位、フェラーリが2位と5位で、両車のポイント差はわずか21点に接近。最終戦アブダビGPではチームとして最大44点獲得することができるので、フェラーリの逆転タイトル獲得の可能性も十分に残っている。
ただそこに、レッドブルとメルセデスがどう絡んでくるかで、タイトル争いの状況も変わってくる。
そして、レッドブルへの昇格が噂されている角田裕毅にとって、アブダビGPは非常に重要なグランプリとなる。2021年に自己最高位の4位、昨年2023年も8位に入賞した得意のサーキットであり、上位入賞が期待されるところだ。
■2024年F1コンストラクターズランキング(第23戦終了時)
1位 マクラーレン 640
2位 フェラーリ 619
3位 レッドブル 581
4位 メルセデス 446
5位 アストンマーティン 92
6位 アルピーヌ 59
7位 ハース 54
8位 RB 4
■2024年F1ドライバーズランキング(第23戦終了時)
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 404
2位 4 L.ノリス(マクラーレン)347
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)323
4位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)276
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)264
6位 63 G.ラッセル(メルセデス)223
7位 44 L.ハミルトン(メルセデス)211
8位 11 S.ペレス(レッドブル)152
─────────────
11位 22 角田裕毅(RB)30