2024年12月5日、Stellantisジャパン(以下、ステランティス)は新型フィアット ドブロ/ドブロ マキシを発売しました。前編では7人乗のロングボディモデル「ドブロ マキシ」に試乗、その走り中心にレポートしましたが、今回はインテリアとその使い勝手について解説していきたいと思います。

ガラスハッチに最大積載長3060mmなど「個性」が光る荷室

画像: ガラスハッチは取材時に小さめの撮影機材を荷室から取り出す際などに便利だった。

ガラスハッチは取材時に小さめの撮影機材を荷室から取り出す際などに便利だった。

次にラゲッジスペースを見ていきますが、まずはバックドアについてからです。バックドアは大きめなのですが開閉にはさほど力は必要ありませんでした。しかもこのバックドアには最近のモデルでは採用例が減ってしまったガラスハッチが装備されていて、スペースに限りがある駐車場などでの荷物の出し入れなどの際には重宝しそうです。

画像: 7名フル乗車時の荷室。広くはないが3列目シート中央のスペースを使えばある程度の長尺物も積める。

7名フル乗車時の荷室。広くはないが3列目シート中央のスペースを使えばある程度の長尺物も積める。

そんなバックドアを開けると開口部は広く、床面も低めです。今回はお借りしたクルマということで試しはしなかったのですが、バンパー上部がステップ状に後方に張り出しているのでここに足をかけてバックドアから車内に乗り込む、といった使い方もできそうです。

画像: 2列目をタンブルして格納した状態。荷室床面はフラットだ。

2列目をタンブルして格納した状態。荷室床面はフラットだ。

3列目シートは前方にタンブルして荷室を広げることもできますが、レバーを操作だけで取り外すこともできます。3列目シート1脚あたりの重さは決して軽くはないのですが、成人男性であれば苦労せずに持ち上げられます。3列目シートを取り外すとフラットな荷室が出現します。

画像: 2列目シートを外し、助手席シートバックを折りたたんだ状態。3m以上の長尺物も積める。

2列目シートを外し、助手席シートバックを折りたたんだ状態。3m以上の長尺物も積める。

ただし、これだけではありません。2列目シートは折りたたむと座面ごとダイブダウンしてほぼ荷室床面と同じ高さに格納できます。さらに助手席もアームレストを外せば折りたたみが可能で、車内長をフルに使って長尺物を積むこともできるのです。助手席折りたたみ時の最大積載長は約3060mmで、サーフィンのショートボードはもちろん、ロングボードも車内に積めるほどの積載能力を持っているのです。

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