意欲的だった3代目、4代目。だから5代目には疑問符が
相変わらず正確な日付は定かではありません。90年代後半の一時、「ミニバン」というジャンルにアレルギーがありました。当時、軽自動車のカスタム専門誌を担当していた、という背景があります。「デカくて背が高くて、運転してても楽しくない」と、決めつけておりました。
だからこそ、2003年に発売された3代目ホンダ オデッセイ(RB1/2型)にはガツンとやられてしまいました。機械式立体駐車場にしっかり入る全高1550mmに、驚くほど伸びやかなフォルム、薄目でにらむような顔立ちだって先進的で見たことのないカッコよさ。
キープコンセプトで洗練感を増した4代目(2008年~、RB3/4型)を経て、さらに期待感が高まる5代目!が、しかし実際に登場した5代目(RC型)は、思ってたのと違う。そのあたり主に以下の3点について2013年の発表当時、不思議に思っていました。
不思議その⓵「超低床プラットフォーム」なのにどうして普通に背が高いの?
不思議その② 結局、便利だけど重量的にはネガティブなスライドドア??
不思議その③ ハイブリッド、設定しなくて大丈夫???
というわけで5代目は私の物欲メモリーにおいて「絶対、乗らねー」フォルダーに封印。しかしとある事情で、数年前からハンドルを握る機会が徐々に増え、いつの間にやら別に所有していた当時のマイカーよりも、長い時間をともに過ごす「相棒」になっていきました。
乗り始めたころのトリップは5万kmを過ぎたくらいでしたが、2024年の秋、めでたく10万kmを越えています。これもまたなにかのご縁でしょうか「食わず嫌いはいかんぞー」という神様の思し召しかもしれません。
深まる謎とともに後半、「不思議」の「答え合わせ」に続きます。