世界をリードする第8世代の大幅マイナーチェンジ版
ゴルフは1974年のデビュー以来50年間、進化を続け、Cセグメントハッチバックの世界的ベンチマークとして親しまれてきた。2021年に日本で販売が開始された第8世代のゴルフでは、世界的なトレンドである「電動化」、「運転支援機能の強化」、「デジタル化」の領域を飛躍的に進化させ、変わることなくコンパクトカーのセグメントをリードする存在となっている。
今回登場したのはその第8世代の大幅マイナーチェンジ版で、新インフォテイメントシステムを導入し、デジタル化の領域をさらに強化するとともに、刷新されたヘッドライトや新デザインのバンパー、イルミネーション付きエンブレム、ハイビームの照射距離が500mに拡大した”IQ.LIGHT”を採用するなど、エクステリアデザインや機能性にも磨きがかけられた。
新インフォテイメントシステム“MIB4”は、12.9インチの大型タッチディスプレイを採用、ディスプレイの下部にはバックライト付きタッチスライダーバーを装備し、夜間でのエアコン温度設定や音量設定の操作性を改善した。さらにシステム演算処理性能の向上により、地図スクロールなどのレスポンスも向上している。“MIB4”には音声による機能操作「IDA(アイダ)ボイスアシスタント」が搭載されており、インフォテイメントやエアコンなど多くの機能を音声でコントロールできる。
ハッチバックとヴァリアントにそれぞれ8グレードを設定
パワートレーンは、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用する1.5 L eTSI 直列4気筒ガソリンエンジン(116psと150psの2種類を設定)、デュアルAdBlue噴射機構「ツインドージングシステム」を備える2L TDI直列4気筒クリーンディーゼルエンジンを設定。
これまで「eTSI Active」には1.0eTSIが搭載されていたが、新型からはガソリン/ディーゼルともに排気量1.5Lとなり、出力や用途に応じてでガソリンとディーゼルから選択できるようになった。
なお、スポーツグレード「GTI」には最高出力が20psアップした2L TSI 直列4気筒ガソリンエンジンが搭載される。
グレード展開は、”Travel Assist”やレーンキープアシストシステム”Lane Assist”、 レーンチェンジアシストシステム”Side Assist Plus”などの最新の運転支援システムを標準装備するエントリーグレード「アクティブベーシック」から、専用エクステリアやシートを身に纏い、18インチアルミホイールを装着したスポーティグレードの「Rライン」まで、ハッチバックとヴァリアントにそれぞれ8グレードを設定。さらにハッチバックには伝統のスポーツグレード「GTI」がラインナップされる。