モーターマガジン社が2025年1月30日に発行したムック、GT memories13「ST165/185セリカGT-FOUR」が好評だ。ここでは、そのダイジェスト版をお届けしよう。セリカGT-FOURは、1986年10月に登場し、1993年まで生産された日本を代表するハイパワーフルタイム4WD車。連載第2回目は、よりグラマラスなボディをまとって登場したST185セリカGT-FOUR(前期型)を紹介しよう。

セリカGT-FOURはST185となり各部をリファイン!

画像: リアビューも先代の直線と曲線をあわせた「流面形」からよりグラマラスなスタイルとなった印象。トヨ タはこれを「ニューエアロフォルム」と名付けた。

リアビューも先代の直線と曲線をあわせた「流面形」からよりグラマラスなスタイルとなった印象。トヨ
タはこれを「ニューエアロフォルム」と名付けた。

1989年9月にセリカはフルモデルチェンジしてGT-FOURはST185となった。先代が人気だったために大きく変えるのは勇気のいるところだが、エクステリアもかなり変えてきた。トヨタの掲げるコンセプトは「全体的には未来感覚あふれるコンセプトカーを彷彿とさせるとともに、スタイルから受けるファーストインプレッションで、スポーツ走行への欲求を喚起させること」としている。

ざっと見ると、低重心・ワイドプロポーションを基調にしたフォルムが目立つ。このあたりはスペシャリティカーにふさわしい斬新なものだ。フロントマスクもリトラクタブルランプを含め、先代のイメージを残しつつもラウンドシェイプに変更。フロントグリルの先端をブラックの樹脂製とすることで、フェイス部分が引き締められている。

画像: リトラクタブルランプを採用し、全体的にまとまり感のあるフロント部となった。下部にはフォグランプが埋め込まれスポーティ感を増している。

リトラクタブルランプを採用し、全体的にまとまり感のあるフロント部となった。下部にはフォグランプが埋め込まれスポーティ感を増している。

ボディも先代の「流面形」を引き継ぎながらも、躍動感を増したニューウェイビングラインのロアボディにスーパーラウンドグリーンハウス(車室)を融合させ、アグレッシブでアーティスティックな
テイストを演出した。リアクォーターガラスとバックドアガラスのラインとが構成するクオーターピラーは、とくに未来的なフォルムとなっている。

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