モーターマガジン誌で好評連載の最新BEV長期レポート。2024年7月から10月まではアウディQ8 eトロン 55 クワトロ Sライン を2モデルテストした。前半2回はスポーツバックモデルをお届けする。
マッサージ機能以外はほぼ完ぺきなQ8 eトロン
ところでQ8 eトロンを日常的&長期間使っているからこそ、欲しいと思う装備をふたつあげたい。ひとつはシートベンチレーションである。今年(2024年)の夏は酷暑で、何度もシートベンチレーションが欲しいと思った。さらに長距離ドライブ時にはシートマッサージ機能があると本当にありがたい。このふたつが加われば、Q8 eトロンは季節や距離を問わずとても快適でパーフェクトなBEVだと思う。
さて今回も2018年に開催された初代eトロンの国際試乗会の写真を掲載する。試乗会のスタート地点で初めて対面したときのものである。世界各国から集まったメディアやジャーナリストがアウディ初のBEVを興味深く、そして真剣に取材&撮影していた姿が強く印象に残っている。
このeトロンはQ8 eトロンへ進化、アウディのBEVラインナップもeトロン GTやQ4 eトロンと拡充、今後はQ6 eトロンやA6 eトロンがこれに加わる。本格的にBEVが揃うときに向けた準備を日本のアウディ正規ディーラーはすでに整えているのだ。これもアウディのBEVに乗って快適だと感じる理由のひとつになっているのだろう。

初代e-tronと初対面したアブダビの国際試乗会には各国からメディア、ジャーナリストが集まった。