車載用スイッチやリレーなど、電装品サプライヤーとして知られるオムロンが、より効率的かつ経済的にV2Hを利活用できるマルチV2Xシステム※1、「KPEP-A‐2シリーズ」を2025年4月に発売する。(Motor Magazine 2025年5月号より)

既存の「太陽光発電システム」との併用、段階的な増設も可能

自宅の発電環境に応じ、機器の組み合わせを選択できる点にも注目したい。「KPEP-A‐2シリーズ」は、V2H機能のみを備えた「単機能V2Xシステム」と、「ハイブリッドV2Xシステム」フルセットのいずれかを選択可能で、「単機能V2Xシステム」を選択した後の、「ハイブリッドV2Xシステム」へのステップアップにも対応している。

画像: 既に太陽光発電システムを導入している場合、まずは単機能V2XシステムとしてV2Xのみを導入し、その後既存のパワーコンディショナを「V2X用PVユニット」に置き換えることで、「ハイブリッドV2Xシステム」へとステップアップさせることができる。

既に太陽光発電システムを導入している場合、まずは単機能V2XシステムとしてV2Xのみを導入し、その後既存のパワーコンディショナを「V2X用PVユニット」に置き換えることで、「ハイブリッドV2Xシステム」へとステップアップさせることができる。

これは、既に太陽光発電システムを設置している家庭のために用意されたもので、ユーザーは「ハイブリッドV2Xシステム」を一括導入するか、それとも暫定的に「単機能V2Xシステム」を追加して通常のV2Hシステムとして使用し、その後太陽光発電システムのパワーコンディショナをV2X用PVユニットに置き換えることで、「ハイブリッドV2Xシステム」へとステップアップさせるか、いずれかのプロセスを選択することができる。

現在、「単機能V2Xシステム」と併設可能な太陽光発電システムのパワーコンディショナの種類は750機種以上(2025年1月現在)。対応機種の詳細はオムロン社の公式サイトに掲載されているので、システムの導入を検討する折には、まず同サイトをチェックすることをお薦めしたい。

ユーザビリティに優れたサービスにも注目

設置環境・利用環境にも最大限の配慮がなされている。

「マルチV2Xシステム」は各機器がコンパクト且つ軽量に設計されているため、各々の住宅事情に応じ、フレキシブルに取り付け位置、取り付け方法を選択することができる。

運用面に関しても専用のスマホアプリが用意されており、場所を問わずEVの充電残量のチェック、充放電のコントロールを行うことが可能。また、アプリを使用できないケースを想定し、オプションとしてタッチパネル方式の表示ユニットも販売されている。

画像: スマホアプリで、どこでも充放電をコントロールし、急遽EVに乗車する事になっても、外出先から充電残量をチェックし、すぐに充電を開始することができる。

スマホアプリで、どこでも充放電をコントロールし、急遽EVに乗車する事になっても、外出先から充電残量をチェックし、すぐに充電を開始することができる。

また、製品には10年間の長期保証がついている他、全国140カ所のサービスネットワークがシステムの安定稼働をきめ細かくサポートするなど、安心してサービスを利用し続けるための体制が整えられている。

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