2025年4月16日(現地時間)、ポルシェAGは、2025年型ポルシェ911 GT3がニュルブルクリンク北コースでマニュアルトランスミッション搭載車として最速の記録を打ち立てたと発表した。ラップタイムは6分56秒294だった。

2024年10月にマイナーチェンジが行われて992.2型に進化

ポルシェ911GT3は「FIA GT3」レギュレーションに合わせて開発されたロードスポーツカー。純粋なレーステクノロジーを市販仕様に移行させたような高性能モデルで、996型のひとつのバリエーションとして1999年に誕生して以来、各世代で導入され、2021年4月に登場した992型で4代目となる。

この992型911GT3登場時には、ヨルグ・ベルグマイスター氏が自然吸気エンジンを搭載した市販モデルとして初めてニュルブルクリンク北コースで7分を切る「6分59秒927」を記録している。

2024年10月にはマイナーチェンジが行われて、992.2型に進化。フロントのディフューザーやスポイラーリップの形状、LEDマトリクスヘッドランプのデザインが変更されたほか、アンダーボディの改良によってエアフローも最適化された。また、「ツーリングパッケージ」には911 GT3として初めてリアシートがオプション設定されたほか、サーキット走行を見据えた「ヴァイザッハパッケージ」や「クラブスポーツパッケージ」など多彩なオプションが用意される。

エンジンは911 GT3 R、新型911 GT3カップの流れを汲む3996cc水平対向6気筒ガソリン自然吸気で、最高出力510ps/8500rpm、最大トルク450Nm/6250rpm。駆動方式はRWDで、トランスミッッションは6速MTと7速PDKが用意される。

画像: ヨルグ・ベルクマイスター氏とポルシェ911 GT3がマークした「6分56秒294」は公式記録として認定された。

ヨルグ・ベルクマイスター氏とポルシェ911 GT3がマークした「6分56秒294」は公式記録として認定された。

ポルシェ911GT3 主要諸元

●全長×全幅×全高:4570×1852×1279mm
●ホイールベース:2457mm
●車両重量:1462kg(6速MT)、1479kg(7速DCT)
●エンジン種類:水平対向6気筒DOHC
●排気量:3996cc
●最高出力:510ps/8500rpm
●最大トルク:450Nm/6250rpm
●レブリミット:9000rpm
●燃料タンク容量:63L
●トランスミッション:6速MT/7速DCT
●駆動方式:RR
●タイヤサイズ:前255/35ZR20、後315/30ZR21
●最高速:313km/h(6速MT)、311km/h(7速DCT)
●0→100km/h加速:3.9秒(6速MT)、3.4秒(7速DCT)
●車両価格:2868万円(税込み 6速MT/7速DCT同価格)

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