「アウトモビリ・ランボルギーニ」社が生み出してきた数々の名車のレガシーを残すため、2015年に誕生した「ポロストリコ」。その10周年を記念し、8回に分けて同部門の事績を追ってみることにする。最終回の8回目は、10周年の記念イベントを踏まえ「ポロストリコ」の将来について語ることにしよう。

2015年4月から10月まで国際的記念イベントの目白押し。日本でも開催

「『ポロストリコ』が成し遂げてきた価値あるプロジェクトが、今日、私たちの伝統を守る上で中心的な役割を果たしている。お客様やコレクターとともに、この重要な記念の年を祝いたい」

会長兼CEOのステファン・ヴィンケルマンがそう語るように、創立10周年を迎えた2025年に「ポロストリコ」は積極的に国際的記念イベントを展開する。

画像: イベントイメージ。写真はイタリアで開催された「ランボルギーニ&デザイン」コンコルソ デレガンツァ。

イベントイメージ。写真はイタリアで開催された「ランボルギーニ&デザイン」コンコルソ デレガンツァ。

その皮切りは、4月24日から27日まで伊ローマで開催されたクラシクッカーフェスティバル「第1回アナンタラ コンコルソ デレガンツァ」への出展。

続いて8月16日からは18日にかけ、米カリフォルニア州ペブルビーチ開催の「モントレー カーウイーク」の「ヴィラ ランボルギーニ」内に「ポロストリコ」専用エリアを設け、そのプロジェクトの紹介を行う。

ドイツと日本でも「ランボルギーニデイズ」を開催する。そして、フィナーレは10月23日から26日まで伊ボローニャで開催の「アウト エ モト デポカ」の参加だ。

画像: 生産車の20年後まで責任を持つ「ポロストリコ」。その役目はランボルギーニ ブランドの要でもある。

生産車の20年後まで責任を持つ「ポロストリコ」。その役目はランボルギーニ ブランドの要でもある。

ただし、2025年は「ポロストリコ」にとって通過点に過ぎない。作り続けられるランボルギーニの車両は、生産終了から20年間「ポロストリコ」の管轄下にあるため、手を休める選択肢はないのだ。ランボルギーニの歴史的価値やブランドを守るため、「ポロストリコ」の重要性はますます増しすばかりだ。(終)

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