内外装のコンディションはおおむね良好。大切にされていた?

レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)/前車接近警告機能/衝突回避・被害軽減ブレーキを備えたドライビング・アシストに加え、PDC/パーク・ディスタンス・コントロール(リヤ、ビジュアル表示機能付)、リヤ・ビュー・カメラ(予測進路表示機能付)まで標準装備。ヒエラルキー的にはエントリーに当たるモデルでありながら、装備面での充実ぶりにも妥協はありません。

画像: 車高が高く、着座姿勢はアップライト。SUVらしくなったとにより視界が一気に広くなった。従来型に比べると、キャビンスペースも拡大されている。

車高が高く、着座姿勢はアップライト。SUVらしくなったとにより視界が一気に広くなった。従来型に比べると、キャビンスペースも拡大されている。

デビュー時は3グレードを設定、440万円(18d xDrive)をスタートに、「xLine」:468万円、「M Sport」:486万円のプライスタグがつけられていました。2019年の改良では、外装のデザイン変更とともに、大型ディスプレイなどを採用。2021年にも、安全と使い勝手にこだわって装備系の充実が図られています。

2025年5月末時点での中古車市況を見ると、初期モデルは車両価格100万円台から見つかります。程度によっては280万円近いものもあるなど、年式の割にはかなり強気の設定になっているようです。

驚いたのは、オークションに流通している低年式車の評価点の高さ。中古車の内外装の状態に応じて付けられる評価点は11段階評価が基本で、走行距離が短くほぼ新車並みと言っていい「S点」から「6点」「5点」「4.5点」「4点」・・・冠水車を含む「1」や明白な修復歴のある「R」と刻まれていきます。

同業の先輩に聞くところによれば、目安としては「4.5点以上」(小さな傷、凹みなど軽微な補修で直る状態)なら理想的、「4点」(傷、凹み、さびなどが少々あり)でも年式、走行距離次第では納得できるということでした。

画像: BMWツインパワー・ターボ・テクノロジー(可変タービン・ジオメトリー式ターボ過給システム、最大噴射圧:2,000barのソレノイド・バルブ式インジェクターによるコモンレール・ダイレクト・インジェクション・システム)を装備した直列4気筒ディーゼル・エンジン 。

BMWツインパワー・ターボ・テクノロジー(可変タービン・ジオメトリー式ターボ過給システム、最大噴射圧:2,000barのソレノイド・バルブ式インジェクターによるコモンレール・ダイレクト・インジェクション・システム)を装備した直列4気筒ディーゼル・エンジン 。

BMW X1 xDrive18dの場合、出品社の自主評価とはいえ軒並み4点以上、多くは4.5点がつけられています。走行距離は極端に短かったり長かったりするものが少ないので、おおむねこれまで、「大切にちゃんと使われていた」ことが窺えるのではないでしょうか。

年式の割に走行距離が少ない個体は時に、タイヤの劣化(山は残っているけどひび割れが入ってしまうケース)などが疑われることもあります。X1の場合はほどよく乗られながら、しっかりメンテナンスされている個体が多いのかもしれません。

ただし、外観からはパワートレーン系の状態はわからないことにはご注意を。ディーゼルエンジンということで購入する場合には、走行5万kmを越えた個体についてはとくに、アドブルーの交換状態やDPFのコンディションに対してもそれなりに気配りされていたことを、確認したいところです。

BMW X1 xDrive18d M Sport 車両諸元(欧州仕様)

●全長×全幅×全高=4439×1821×1598mm
●ホイールベース=2670mm
●車両重量=1605kg
●エンジン= 直4 ディーゼルターボ
●排気量=1995cc
●最高出力=150hp(110kW)/4000rpm
●最大トルク=330Nm/1750−2500rpm
●駆動方式=4WD
●トランスミッション=8速AT

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