2L ターボエンジンは325psと420Nmにパワーアップ

パワーアップに対応してシャシも改良され、車高は標準モデルより15mm低められている。
エディション50に搭載されるパワーユニットは、ゴルフ GTI クラブスポーツのものを改良した2L ターボエンジンだ。最高出力はベースの221kW(300ps)から239kW(325ps)に引き上げられている。標準のゴルフ GTIは195kW(265ps)だから、44kW(60ps)もパワーアップされている。最大トルクもGTI クラブスポーツ(400Nm)やGTI(370Nm)よりたかめられた420Nmを発生する。
サスペンション形式は、フロント:マクファーソン式/リア:4リンク式と形式は変わっていないが、シャシは増大されたパワーに対応するように改良されている。それゆえ、車高は標準モデルより15mm低められている。さらにスポーティな走りを求めるオーナーのために、前述のように専用パフォーマンス シャシを備えたGTI パフォーマンスパッケージがオプション設定されている。
スプリングレートを高めてサポート性を向上させ、レスポンスはよりダイレクトに、ロールtoピッチもおさえられる。車高はエディション50よりさらに5mm低い。またサスペンションマウントも改良され、入力に対するレスポンスも良くなっている。
このパッケージには、235サイズのBS ポテンザ レース セミスリックタイヤが19インチのワルメナウ鍛造ホイールに装着され、チタン製のリアサイレンサーを備えた軽量のRパフォーマンス エキゾーストシステムも装備されている。タイヤは転がり抵抗を抑えながらグリップを向上させる新開発のもので、標準タイヤよりも1本あたり約1.1kg軽量化されている。鍛造ホイールは1本当たりわずか8kgで、標準の19インチ ホイールより約3kg軽い。さらに、アクラポヴィッチのチタンエキゾースト システムにより、さらに11kgの軽量化を実現している。